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「決める」って、どんな感覚だろう?
何かを決めるとき、気づかないうちに 「自分以外の何か」に決断を委ねてしまう ことってありませんか?
占いで「こっちがいい」と言われたから、それを選ぶ。
誰かに「こうしたほうがいいよ」と言われて、その通りにする。
逆に、反発する気持ちで「あえて違う道を選ぶ」。
一見、「自分で決めた」ように見えても、
実は 本当の意味で自分の心から決めたわけではない こともあるのかもしれません。
ハリー・パーマーは、「自由は、決めることの数で測ることができる」 と言いました。
でも、それは 自分で決めた数 のこと。
誰かの言葉や、偶然に流される形で決めた数が増えても、自由にはならないのかもしれません。
では、「自分で決めないこと」には、どんな影響があるのでしょうか?
🌿 「自分で決めない」ことで得られるもの
① 責任を負わなくて済む
「占いがこう言っていたから…」
「親がこうしろって言ったから…」
そうやって決めると、うまくいかなかったときの責任を自分が負わなくて済みます。
「私が悪かったんじゃない」という安心感を得ることができるんですね。
② 失敗するかもしれない怖さを避けられる
「自分の選択で失敗したらどうしよう?」という不安は、誰にでもあるもの。
だから、誰かの意見をそのまま受け入れることで、「間違えるかもしれない怖さ」を回避することができます。
③ 決断のストレスがなくなる
何かを決めるときって、頭も心もたくさん使いますよね。
でも、「誰かが言ったことに従う」ことで、そのストレスを軽くすることができます。
考える必要がなくなるのは、楽な面もあるかもしれません。
🍂 でも、「自分で決めない」ことで失うものもある
① 自分の人生を生きている実感が薄れる
「これは本当に自分が望んでいたことだったのかな?」
あとになって、そんなふうに感じることはありませんか?
誰かの言葉に従って決めることで、「自分の人生を動かしている」という感覚が少しずつ薄れてしまうかもしれません。
② どこまでいっても「正解」を探し続けてしまう
「この人が言うことなら間違いない」
「今度はこの本の通りにやってみよう」
そんなふうに、「外側の正解」を探し続けるうちに、自分の本音が分からなくなってしまうことも。
③ 「決める力」が育たない
自分で決める経験を積まないままでいると、決断力が育ちにくくなります。
そして、いざ本当に大事な場面で「どうすればいいか分からない…」と迷い続けることに。
決めることは筋肉のようなもので、使えば使うほど強くなっていくんですよね。
「私が決めた」と思える瞬間を増やしてみる
「自分で決める」とは、必ずしも大きな決断をすることではありません。
まずは、日々の小さなことから、「私はこうする」 という選択を増やしてみるのもいいかもしれません。
たとえば…
☑ 今日の服を、流行ではなく「自分が心地いい」と思うものを選んでみる。
☑ 何かを決めるとき、「私は本当にそうしたいの?」と一度問いかけてみる。
☑ 誰かのアドバイスを受けたとき、「その意見を採用するかどうか」を自分で決める。
どんなに小さなことでも、「私が決めた」と思える瞬間を増やしていくと、
少しずつ、人生の舵を自分の手で握っている実感が生まれてくるはずです。
決めることは、自由になること。
あなたが、心から納得できる選択を積み重ねていけますように。