
~後悔しない為に~
私が保険営業をしている中で大切にしている事がいくつかある。
その中で『後悔をしない為に、しっかりお客様に伝える事』という事を
学んだエピソードについて少しお話したい。
私がある友人と保険の話をしていた時に「うちはがん家系だから
がん保障は気になるなぁ」と言っていた。
その子は私の勤めている保険会社で加入していたけど、私が入社する前から加入していた為、担当者は私ではなかった。
でも最大限アドバイスはしてあげたいという気持ちでその子の相談に乗っていました。
その当時は抗がん剤治療の保障がまだ限られた保険会社でしか付けれませんでした。
その子の保障にも付いていませんでした。
その子が加入した時には無かった保障だけど、私が相談に乗った時には最新の保障として付ける事ができたので、
「今は入院保障より、抗がん剤の保障を付けておいた方が安心やで」と伝えました。
何故必要なのかを詳しく説明するとその子は「確かにそうやなぁ。変更したいけど、保険料払ってるのはうちの親やから、一度親に聞いてみるわ」と。
”これは変更しないかもな”とこの時思いました。
その後どうなったか聞くと「保険料も高くなるかもしれないし、面倒くさいからそのままでいいって言われた。
親にそう言われると変えれないよね。。」と言っていました。
やっぱりね。。
でも大切な人だからこそ最善の保障に加入してほしかったんです。
その後彼女は妊娠して、エコーをした時に先生から気になる事を言われたと連絡がありました。
「なんか影が見えるって言われて・・」
嫌な予感しかしなくて「すぐにでもちゃんと調べてもらい!」と伝えましたが「先生も経過観察でいいって言ってるし、様子見るわ」と。
結局そのまま出産まで何もする事なく経過したのですが、
出産後高熱が続くその子を見て、旦那さんにも早めの検査を催促しました。
検査の結果・・癌でした。
その言葉を聞いた時に自分を責めました。
”どうしてもっと強く言えなかったんだろう”と。
結果、癌は少し進行していましたが、命は助かりました。
ただ、出産後すぐに治療に入った為、子供のお世話どころか
授乳もしてあげる事が出来ない。
その子が自分を責め、少し鬱状態になってしまった事は
とてもショックで、助けてあげれない自分にもどかしさを感じました。
”私は最大限伝えた”
そう自分に言い聞かし、自分を責めないようにしました。
ただ、せっかくアドバイス出来る職に就いていて、近くにいる存在だったのにお役に立てなかった事が辛かった。
その経験をしてからは、出会う全てのお客様にこの事を伝え、
お客様にも自分にも後悔のないようにしています。
保険営業をいうお仕事は、お客様の人生を左右するプランを提供し、アドバイスさせて頂く、とても責任あるお仕事だと思っています。
皆さんも保険を考える際には、しっかり担当者と未来について話し合い、最適なプランを選んでほしいと思います。
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