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身体と心の深呼吸
理学療法士は、痛みを取るのが仕事。
痛みを取れるのが大前提だと
そう言われながらこの5年間成長してきた。
勉強していく中で
私たちは、自然治癒力を活性化するサポートができる。
登山で言うところのガイドさんみたいな。役割であって、
あくまでも、治る、治ろうとするのはその人の力であることを学んで来た。
そう思って働いてはいるものの、
**まだ治んないんです。なんでですか? **
**どうしてここが痛いんですか? **
患者さん方は問いかけてくる。
治るのか、痛みが取れるのか不安でくる患者さんの不安を拭えない自分が不安で。
その問いかけに答えられない自分が不安で。
「わからない。」を埋めるために、
とにかく沢山の勉強会に出てきた。
患者さんが質問する、何か の答えを探して。
その時は夢中に学んでいたが、今振り返るとだいぶいっぱいいっぱいだったなぁと思う。
ここ3年半は、週5勤務の他に平日休みを使い、他病院にバイトに。
週6で働いて、週末は勉強会に参加するor自分で勉強会を開く。
動いている方が、頭も冴え、体も楽だな。
とか、思っていたが…。
振り返ると、息がつまるような生活だった。
自分の体を顧みず、食事も睡眠時間も不規則で、呼吸すらもちゃんとできていたか…。
情報が詰まっている頭の中に、さらに情報を詰め込む。
アウトプットをするわけでもなく、インプットを繰り返す。
ここまでやればこんなことができる可能性がある!
その可能性に向かうためにはこれが必要!!
私は、
その執着を捨ててみた。
無理をするのをやめてみた。
勉強会に出るのをやめ、3年半行っていた平日のバイトも終わりに。
自分のやりたいことができる時間と余裕ができた。
努力の方向性を、人の身体ではなく、自分の身体に向けてみている。
自分の身体がしっかりしていると、気持ちも楽だし、身体も楽に動くことに気がついて。
気が焦ってしまう時。
やりたいことがぶぁ〜〜って浮かんだ時。
**深呼吸をする。 **
呼吸に意識を向けて
ワンクッション入れて、また考える。
今までの私は
身体も心もぎゅうぎゅうで。
きっと、スペースがない状態。
本屋さんに行って、ぎゅうぎゅう詰めな本たちを見ると
ぎゅうぎゅうな所に、隙間を無理やり作って本を入れるようなあの感覚…。
勉強会に出まくっていたあの頃の自分を思い出す。
呼吸でワンクッション置き、
深く吸えないのであれば、疲れているんだなぁ〜と自分を受け入れる。
呼吸を何回か繰り返すと、気持ちもすっきりしてこない?
身体と心にスペースができたら、また、ゆっくりと動き出せばいい。
妊娠を望む、女性の身体もそうかも!!
身体と心に赤ちゃんが入るスペースを作ってあげられたら。
赤ちゃんはきやすくなるんじゃないかなぁ。
時間にも、お金にも、身体にも、心にも余裕は必要。
スペースが必要。
たまには、ゆっくりのんびり自然の中で呼吸に意識を向けるのも
新しい気づきが生まれるかも。