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【web3週報⑫】Catizen

こんにちは

Skyland Venturesの愛川です。一橋大学の3年生です。
毎週web3の気になったプロジェクトを紹介しています。

前回の記事:

今日はネコチャンのゲーム、Catizenについて紹介します。Twitterで怒っていた人がいたので調べてみました。

軽いまとめ

Catizenは、エアドロで話題のゲーム。事前に言われていたこととトークン配布の条件が変わったことで一部の人が怒っている。
○○ to Earn系のプロジェクトは、行動が習慣化されるもの(ex. STEPN→ランニングが習慣化する)はお金が稼げなくなっても価値が残り続ける可能性があるが、ユーザーが感じる価値がお金だけのプロジェクトは長期化することが難しい。

どんなゲーム?

概要

Catizenは、Telegramプラットフォーム上で展開されるブロックチェーンゲームです。"Play For Airdrop, Heal The World"をコンセプトに掲げており、Tap to Earn(ポチポチして稼ぐ)ゲームになっています。

公式webサイトより

プロジェクトは$CATIという *ネイティブトークン を使用しており、このトークンはゲーム内経済とガバナンスの両方で使用されます。総供給量は10億トークンに設定されており、増発の予定はありません。

ネイティブトークンは、特定のブロックチェーンやプロジェクトに固有の暗号通貨やデジタルトークンのこと。

現在(2024/09/16)、1 CATIは1.5ドルです。
※未上場なので、金額は大体のものでありサイトによって異なります。

ソース

パートナー

TONはBINANCE、HASHKEY Globalなど有名どころが色々パートナーシップを組んでいます。権威主義的になるのは良くないですが、少ない時間で触れ合って「ちょっといいかも?」と思うのはこういうところからだったりします。

ちょっと怒られているところ

TwitterでCaizenを調べると、ちょくちょくブチぎれツイートがあります。

ソース

上記ツイートを日本語訳すると、

Catizen $CATI は本当にエアドロップの配分で失敗した。彼らのエアドロップ配分において9つの大きな間違いをCatizenチームが犯した(チームは単に自分たちのポケットを満たしただけ)。

1. まず、彼らは報酬がCATIスピード(VKitty)/フィッシュ消費量に基づくと言っていたが、今や配分は投資額に基づいている。
- 支出しなかったマスターレベルのメンバーは30-40トークンを得たが、わずか$10の投資をしたゴールドメンバーは40-60トークンを得た。

2.彼らは以前、総供給量の43%がコミュニティにエアドロップされると言っていたが、シーズンについての言及はなかった。彼らは当初からホワイトペーパーでS1とS2シーズンについて言及すべきだった。

3. 最近の(過去6-8の)バイナンスランチプールプロジェクトではランチプールに3-4%を配分していた。しかしCatizenチームは9%と多く希釈し、チームへの配分ではなくコミュニティエアドロップ供給から削減した。
チームがより貪欲に見える。

4. 彼らはコミュニティエアドロップ供給を43%から34%に減らし(43%コミュニティ - 9%ランチプール)、それを2つのシーズンに分割した(S1 - 15%)。
これは不公平だ。透明性がない。

5. 多くの人々は、プロジェクトはTGE(トークン生成イベント)で多くを与えるべきではないと言うだろう(TGE後に売り圧力が増すため)。そしてそれは正しい。
しかし、なぜ彼らはホワイトペーパーでS1とS2シーズンについて言及しなかったのか?これは、43%のエアドロップ供給を示してコミュニティを成長させるという彼らの偽りの戦略を示している。そしてローンチ時に彼らはそれを変更しただけだ。透明性は最低点にある。

6. 彼らはシードと戦略的ラウンドで供給量の10%を希釈して(これは巨額だ)わずか$2.8Mしか調達しなかった。これは評価額がわずか$28Mであることを意味する。
これはかなり懸念される。

7. 彼らは供給量の20%をチームに配分した。これはS1エアドロップ供給(15%)よりも多い。さらに、財務供給もチームに利益をもたらすので、合計で供給量の約35%がチームに行く。
言葉もない、ただチームに対しての恥ずかしさと怒りだけだ。

8.彼らは3-4ヶ月間頑張って貴重な時間を費やした初期の貢献者とハードワーキングなユーザーを無視した。彼らの主な焦点は資金調達を通じてお金を掴むことと、チームに配分を与えることだった。そして彼らは120万人の支払いユーザーから$26Mを得た。だから彼らは欲しいものを手に入れて先に進んだ。
現金掴みか何か?

9. コミュニティメンバーに公平な配分を与える代わりに、彼らはわずか$2.8Mしか調達せずに供給量の10%を希釈し、一方でチームに35%、ランチプールに9%を与えた笑。

人々は私がなぜ$CATIに強気だったのか尋ねるかもしれない。第一の点は、いつものように、私がプロジェクト、チーム、ユーティリティを調査したことだ。第二の点は、彼らがエアドロップに43%を約束したことだ。しかし彼らはZKSyncのようにそれを変更した。誰もそれを予測できなかった。そしてこの状況では、私にも何もできない。

どのプロジェクトからも大きなエアドロップを期待しないでください。低い配分は失望させ、あなたを傷つけます。だからこそ、私はいつも「ただ頑張り続けて、一つのプロジェクトだけに完全に集中しないでください」と言うのです。

かなりおこですね。事前に公開していた情報と中身が食い違ったことで怒っているみたいです。

実際に遊んでみたよ

ネコチャンを生成して、同じレベルのネコチャンを重ねてレベルアップさせていくゲームです。

タスクをこなすとコインがもらえて、たくさんコミットするとエアドロがもらえます。

感想

ネコチャンを重ねていく単純なゲームで、ネコチャン自体はとてもかわいいです。

ですが、投機目的で参入した人の中で、エアドロは実際にもらえたが事前に言われていた条件と異なる量が分配されたことに一部の人が詐欺だと怒っているようです。

私個人としては、○○ to Earn系のプロジェクトは、行動が習慣化されるもの(ex. STEPN→ランニングが習慣化する)はお金が稼げなくなっても価値が残り続ける可能性があると思っているのですが、ユーザーが感じる価値がお金だけのプロジェクトは長期化することが難しいと感じました。

最後に

CRYPTOLAND HUNTERSというTelegramのコミュニティがあります。
250人以上のメンバーが参加している大きめのクリプトコミュニティです。
web3に興味がある人であれば、初心者も玄人も皆歓迎です。以下のリンクから入れます。

次の記事:今書いています

Web3週報一覧:

ありがとうございました。

参考にさせていただいたリンクです。

Catizen - Kitty's Vibe: Heal the World
Explore the Meowverse with Catizens! | Catizen Whitepaper V0.1.8

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