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【web3週報⑧】Blockchain Leaders Summitに行きました

こんにちは

Skyland Venturesの愛川です。一橋大学の3年生です。

毎週web3の気になったプロジェクトを紹介しています。

前回の記事:

今週はプロジェクト紹介ではなく、Blockchain Leaders Summitというイベントに参加してのレポート記事となります。

Blockchain Leaders Summitとは

Blockchain Leaders SummitはB Dash VenturesとHashedによって開催されている比較的クローズドなイベントです。
パネルセッション、ネットワーキング、ピッチが行われていました。

面白かったセッションをいくつか軽く紹介させていただきます。

パネルセッション:現物資産のトークン化とそのビジネスインパクト

RWAの流行

RWA(現物資産)の流行が今来ています。RWAのトレンドは2024年3月24日から3月30日の期間にピークを迎え、今もなおアツいです。
また、MMF(マネー・マーケット・ファンド)のトークン化が進んでいます。

ここでの「トークン化」は、現実資産の所有権をブロックチェーンベースの商品で表すことです。

MMFの市場規模は18億ドル(約2400億円)に達しています。これにより、投資家はより手軽にMMFにアクセスできるようになり、資産運用の選択肢が広がっています。

参考に最近のニュースを貼っておきます。

日本と海外におけるRWAトークン化事例の比較

海外では国債や株式のトークン化が進んでおり、さらにCO2排出権のトークン化も行われています。日本と比べて色々な種類の資産がトークン化されています。
一方、日本におけるRWAトークン化市場では、電子決済手段やジパングコインなど、特定の現物資産がトークン化されています。特に不動産のトークン化が進んでおり、これが取引の大部分を占めています

ステーブルコインの役割

RWAにはステーブルコインも含まれており、グローバルなRWAトークン化市場ではステーブルコインが圧倒的な割合を占めています。ステーブルコインは価格の安定性を持ち、取引の媒介として広く利用されています。

RWAの今後の発展可能性

竹森さんが最後に、「日本はもともと製造業が盛んな国である一方で、インフレの影響でガソリンなどの資源の価格が高騰しています。RWAのトークン化を活用することで、製造業者を支援し、資源の効率的な管理と取引が可能になるのではないでしょうか」とおっしゃっていました。これはとても面白いなと感じました。

パネルセッション:AIとブロックチェーンの融合がもたらすインパクト

Future PlayのCEOのJung-Heeが掴みとして身体を拡張する機械をつけてきていて、「こういうセッションでは目に見えるものについて語ることが難しいからつけてきたよ。今の私は一種のサイボーグみたいなものさ」とおっしゃっていて、かっこよかったです。

Hype Cycle

新しい技術が登場すると、市場は最初に大きく反応し、その後一時的に落ち込み、最終的には安定した状態に戻ることがあります。この現象は「Hype Cycle」と呼ばれます。

出典

Hype Cycleで今の市場を捉えると、GenAI×LLMの市場はもう落ち着きかけています。

「将来を正しく予想すること、そして次に何が来るかを予想することはとても大事だ」とおっしゃっていて、めっちゃVCだなと思いました。

鍵はData, Computing, Apps, Researchers

鍵となる要素は、
・Data(データ)
・Computing(計算能力)
・Apps(アプリケーション)
・Researchers(研究者)
だそうです。
Dataの文脈ではWeb3はデータマーケットなどで組み合わさることができ、Computer の文脈ではICPがアツいらしいです。

ICPについての参考記事です。

AIスタートアップの推移

LLMの次はReal-World AIであり、ファウンダーは研究者になるはずだ、とおっしゃっていました。
愛川はここで掴みが効いてくるのか~となっていました。

また、「日本と韓国にAIの良い研究者はたくさんいるのに、彼らは起業しない。我々は彼らにお金を渡して助けるべきだ。」というのを聞き、起業しろイズムを感じました。

愛川の意見:

めちゃくちゃ具体なのですが、私の視点で考えた時の感想を貼っておきます。

労働を代替するロボットは初動で大きな資金を必要とし、またある程度経験を積んだ研究者が起業するパターンが想定される。それはSVが投資する「我々しかアプローチできない若い人たち」というスコープから外れる。
→SVの視点から考えると、労働を代替するロボットが存在する世界において必要になる他のビジネス、例えば
人材領域×機械管理(メンテナンスとか?)などに張っていくことが必要になる。

たのしかったです

セッションの感想は以上になります。

その他にもMonad, Sui, Berachainの激アツセッションや

Hashed Emergentの方とご挨拶できたり

優しい方でした

とても良い機会でした。

久しぶりにイベントに参加してコミュニケーション能力が低下していたことも大きいと思うのですが、web3系イベントは参加者が男性ばかりで話しかけづらかったのでセッションを聞きまくっていました。
界隈に女性が増えたら嬉しいです。

お土産

お土産にtripleSというアイドルのトレカを頂きました。

調べたら15歳と17歳だった。すごいな

リアルとデジタル両方で所有できるトレーディングカードで、オブジェクトを持っているとユニットの作成や曲名の決定の際に投票権を得るそうです。

アプリ入れてアカウントを作ってQRコードを読み込むだけでトレカをデジタル所有できました。

詳しい使い方などについて、わかりやすかったnoteを貼っておきます。

最後に

CRYPTOLAND HUNTERSというTelegramのコミュニティがあります。
200人以上のメンバーが参加している大きめのクリプトコミュニティです。
web3に興味がある人であれば、初心者も玄人も皆歓迎です。以下のリンクから入れます。

次の記事:

Web3週報一覧:

ありがとうございました。

参考にさせていただいたリンクです。

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