【web3週報⑨】StakeStoneとイベントを開催しました!
こんにちは
Skyland Venturesの愛川です。一橋大学の3年生です。
毎週web3の気になったプロジェクトを紹介しています。
前回の記事:
今週は2024/07/27にてEdconのサイドイベントを一緒に開催したStakeStoneについて紹介、イベントレポートを書きます。
計416人の申し込みがあり、かなり大きなイベントになりました。
StakeStoneとは
StakeStoneはLiquid Staking Token(LST)プロトコルです。簡単に言うと、ETHを預けて利回りを受け取ることができる銀行のようなものです。
イベントを一緒に開催するにあたって、Stoneを持っていないのは失礼だと感じたので、私もちょっとだけStoneを持っています。
イベントレポート
Introduction of StakeStone (EN)
StakeStoneからはIvanという方が来ていました。1カ月間ずっと彼と連絡を取りながらイベントを作っていたので、初めて会いましたが遠い親戚くらいの親しみを感じました。
Stoneを所有している日本の人はまだまだ少ないらしいのでマーケティング支援を引き続き頑張っていこうと思いました。
Panel 1: Layer 2 Unleashed: Scaling Blockchain Ecosystem
Layer2ソリューションがどのようにLayer1の制約を取り払っていくのか、また各々が想定するLayer2の拡大の方法についての議論がなされていました。また、色々なプロジェクトや人を巻き込んでエコシステムを大きくしていくこと、コミュニティを作ってユーザーが熱意をもって関わり続けるプロジェクト設計をすることの大切さが述べられました。
Keynote by Tranchess
Tranchessというスポンサーの会社紹介が行われました。DeFiのプロジェクトだそうです。
余談ですが、トークンの名前がリスク許容度によって異なるのですが、全部チェスの駒の名前でした。私もチェスが好きなのでファウンダーと気が合いそうだなと思いました。
Panel 2 - Restaking 2.0: Innovations and Opportunities in the Crypto Ecosystem
リステーキングという概念があります。これは、既にステーキング(預け入れ)されている資産をもう一度ステーキングすることで、同じ資産から複数の報酬を得ることができたり流動性が上がったりといったメリットがある行為です。
このセッションではリステーキングが今話題であることを扱った後に、そのUXの複雑さなどに触れ、どのように将来それが変化していくかについて論じていました。
EigenのSuさんのアイコンがすみっコぐらしで親近感を覚えました。
Yay! : The True SocialFi Platform for Community
投資先のYay!(会社名:ナナメウエ)が今回のイベントのスポンサーとしてついてくれていて、会社概要の説明の時間がありました。
Yay!は若者向けのSNSとして現在は普及しており、TON的なムーブで今後もweb2、web3共にブイブイ言わせてくれることを応援しています。
Panel 3 - FOSTERING CONNECTION: BUILDING DEFI COMMUNITIES IN WEB3
Cryptoにおいて、エアドロや話題性だけで短期的に終わるプロジェクトはたくさんあります。この現状において活発なコミュニティを持ちユーザーが長く価値を感じるプロジェクトを設計することはとても大切です。
この観点から、このセッションではコミュニティ運営についての議論が行われました。具体的には、分散的であることとコミュニティガバナンスの両立や、合意形成の取り方などについて議論が行われました。
Accelerate Ethereum with Parallel EVM
Riseというスポンサーの会社紹介のセッションでした。Riseは高性能で並列処理が可能なEVMレイヤー2ソリューションであり、アツいです。
CTOは少し日本語を話せる方だったのですが、とてもお茶目で素敵な方でした。
Panel 4 - Investing in Tomorrow: The Next Wave of Venture Capital
このセッションにはSkylandからよんくろうさんが出ていました。
内容としては、
多くのプロジェクトが主にエアドロップマーケティングを通じてユーザーを集めているが、上場後にエアドロップが終了すると、ユーザーは次のエアドロップ機会を求めて移動してしまう。(これは先述の通り。)
新たな資金流入は主にETFからだが、これらの資金が暗号資産の二次市場に流入することは難しい状況。上場トークンの価値が下がり続ける中、アクティブなトレーダーはエアドロップやミームコインにシフトしている。
リステーキングエコシステムや新しいL2(Layer 2)コンセプトの登場に伴い、AI、Depin、Telegram、BaseChainなどの新たなトレンドが注目されている。
上記のトピックについて各ファンドの視点から議論するというもので、とても面白かったです。
各々が感じているcryptoマーケットの課題は似ているが、そこから生まれる投資仮説やディールは異なっており、その理由としてはファンドごとのブランディングやサイズの違いとかもあるのかなーと考えていました。
Panel 5 - Building Brands with Authenticity: Content Creator Perspectives (Japanese)
日本のCryptoインフルエンサーのお三方が集まって下さり、クリプト事業を始めた経緯やコミュニティ形成の極意などについて話してくださいました。
本当に素敵だなと思ったのは、元々日本語でのセッション(通訳付き)であったはずなのに、現場に海外の方が多いのを感じ取って所々英語でセッションを進めて下さったことです。ホスピタリティを感じました。
Keynote by Astar
最後はスポンサーのAstarの会社紹介でした。
Astarの方々と私がイベント中ずっと席が近かったのですが、メンバー同士の仲が良く、また私が無茶ぶりでQ&Aセッション付けれますよ!と言ったのにもすぐ対応してくれたりと凄く有難かったです。
おまけ
最後に
CRYPTOLAND HUNTERSというTelegramのコミュニティがあります。
200人以上のメンバーが参加している大きめのクリプトコミュニティです。
web3に興味がある人であれば、初心者も玄人も皆歓迎です。以下のリンクから入れます。
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ありがとうございました。