【web3週報③】ReadON
こんにちは
Skyland Venturesの愛川です。一橋大学の3年生です。
最近web3の勉強を始めたので、その一環として(できるだけ)毎週web3の気になったプロジェクトを紹介していこうと思います。
前の記事:
今回は最近リブランディングをしたSkylandの投資先でもあるReadONについてです。
概要
ReadONは記事を読むことでトークンやNFTを手に入れることができるアプリです。一種のGamiFiですが、ReadFiという新ジャンルを名乗っています。
読み飛ばしたり同じページにずっと留まったりするとインセンティブの量が減るようになっており、きちんとした読書を促す仕組みになっています。
使ってみたよ
記事を読んでいると右上に表示されるアイコンの周りに緑色の円が表示され、記事を読んでいる時間をカウントします。
クエストをクリアすることでREAD Pointsをもらうことができ、NFTのパーツなどと交換することができます。
たくさんサービスを使ってNFTのパーツを集めきるとネコチャンのNFTがもらえます。
他にもREADトークン($READ)がもらえる仕組みや、アンバサダー制度、Pick制度などがあります。気になる人は自分でやってください。
リブランディングしたらしい
2024年4月16日、ReadONは名前を「REVOX」へと変更してコンテンツハブという新しいサービスを始めました。
ユーザーはCurate(おすすめ記事の紹介)をすることやクエストをクリアすることで、ポイントを貰うことができます。
Curateできるのは既存の記事だけでなく、自分が気に入った記事のリンクを入力することで新しいコンテンツをCurateすることができます。
ポイントを集めることでREADトークンを手に入れることができます。
よさげなポイント
行動と結びつくGamiFiであること
ReadONが前に激バズりしたSTEPNに似ている点がいくつかあります。
STEPNは、NFTのスニーカーを購入して歩くことでトークンを稼ぐことができるアプリです。
歩いて稼げる!というキャッチコピーでバズっていました。
ただゲームを遊ぶだけでなく、人間の行動(歩く、寝る、読む、歌うなど)と結びついたGamiFiはウケることが多いように感じているので、良いなと感じています。
個人的な意見(よくないところ)
稼ぐことが目的のユーザーが多い
私はお金がめちゃくちゃ好きですが、ReadON稼げるからこのアプリやろう!みたいな先行記事しか無くて嫌気がさしてしまいました。資本主義はクソ。
ここで、先述したSTEPNのビジネスモデルについて少し触れようと思います。
めちゃくちゃ簡易的に表現すると、上記の図のようになります。
この真ん中の不等号が成り立っている限り、トークンの価値は上がり続け、人々は歩くことでお金を稼ぐことができます。
しかし、新規ユーザー数が頭打ちになり、トークンが売られる量の方が多くなった時に、トークンの価値は下がり始めてしまいます。
STEPNのバブル現象はこのように起こり、お金目的で流入してきたユーザーは去ってしまいました。
しかし、STEPNの魅力は、お金というインセンティブがあることで走ることが習慣になるということです。
先述した仕組みの通り、人間の数が有限である以上、トークンの価値が上がり続けることは有り得ないため、お金目的で入ってきたユーザーはすぐに出て行ってしまいます。
ReadONに関しても同じことが言えます。
ユーザーが常に稼げる仕組みは作ることができないため、大切なのはユーザーがお金では無くてサービス自体に価値を感じて居着いてもらうことです。
サービスの発展という観点からも、ユーザー目線でも、読書習慣をつけたい人のためのインセンティブ付きの手段として見る方がヘルシーだと思いました。
ユーザーはTwitterとかYouTubeの行き過ぎたアルゴリズムに慣れてしまっているから、面白くないコンテンツを切るスピードが速くなっていると思います。
多分、コンテンツの拡充(読み物として面白いものを増やす)ことで、お金が稼げることじゃなくてサービス自体に価値を感じるユーザーが増えると思います。その観点から見ると、REVOXのユーザーが自分で記事を追加できる仕組みはとても良いと思います。
最後に
CRYPTOLAND HUNTERSというTelegramのコミュニティがあります。
200人以上のメンバーが参加している大きめのクリプトコミュニティです。
web3に興味がある人であれば、初心者も玄人も皆歓迎です。以下のリンクから入れます。
参考にさせていただいた記事です。
「歩くだけで稼げる」 STEPNのビジネスモデルを図解してみた|きゅーい / koyo (note.com)
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