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原清則流清 、 原濁則流濁



皆様、こんにちは。

SBI大学院大学の宇野でございます。


今回は貞観政要という唐の時代の

李世民という王様の語録についてのお話です。

今でいうと大統領や総理大臣の語録みたいなものでしょうか。

トランプ語録や、安倍語録、またはホリエモン語録などがありますね。

プレジデントオンラインでも紹介されています。

”貞観政要は大企業の経営者にファンが多い
中国古典の大きな柱は「リーダー学」であり、さまざまな角度からこのテーマを取り上げている。ここで解説する『貞観政要』もその1つである。「貞観の治」として知られる、中国史のなかでも太平と繁栄の時代として燦然と輝くその姿を描いている。


守屋洋著、プレジデント書籍編集部編『「貞観政要」がやさしく学べるノート』(プレジデント社)
この『貞観政要』は大企業の経営者にもファンが多い。多くのベストセラーを書いた元ライフネット生命会長の出口治明氏(現立命館アジア太平洋大学学長)は『座右の書「貞観政要」』という著書を書いている。また、トヨタ自動車社長、会長を務めた張富士夫氏(現相談役)も中国古典の中でこの『貞観政要』を愛読書にしている1人だ。張氏は『プレジデント』(2006年9月18日号)のインタビューでこう語っている。

「『貞観政要』は『書教』とならぶ帝王学、リーダー学の中国における古典で、今から約1400年前の唐の時代、唐王朝二代目の李政世民(りせいみん)にまつわるさまざまな話が記されている。(中略)部下の心理をつかむにはどうしたらいいかとか、人を育てるためにはどうするべきか、といったことは現代に生きているわれわれに特徴的な問題や課題のように思える。しかし、数百年前の為政者もやはり同じような課題に直面して、その課題に対してしっかりとした思考を重ね、答えを出し、素晴らしい政治を行っていた。リーダーシップに関する知見の数々は今の時代にもまったく色あせていない。ビジネスリーダーならずとも、課長、部長などの管理職にはとても参考になると思う」


その中でこのような言葉があります。

原清則流清、
(みなもときよければ すなわち、ながれきよし、)
原濁則流濁
(みなもとにごれば すなわち、ながれにごる)

浮かんだ言葉が

「人の振り見て我が振り直せ」であります。

これは因果応報にも似ていると思いますが

やはり根本的に自分が先ず、正しい行いをしないと

その次に影響を受ける人も正しい行いはできないという事になります。

自然に存在する川と同じで

源流が綺麗であれば、下流の水も綺麗なまま流れていき、

源流が濁っていれば、下流の水も濁ってしまうという事と同義であります。

古代の人間で優秀な人はネットとか本などが少ないのに、

どこから学んだかというとやはり、自然からなんでしょうね。

自然と人間と比べて思い付いたのだと思いますが、よく考えてみますと

非常に理に適った考えだと思います。


太陽が昇れば、昼になり、月がでれば、夜になる、と同じように

理由があって、結果が伴う、つまり、我が身を正しく出来なくては、

周りも正しくならない、という事に通じます。


例えば、「遅刻をするな!」

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という上司がいたとしましょう。

その上司が遅刻ばかりしてきたらどう思いますか?


当然ですが、この上司のいう事を好んで聞こうという人は

いないでしょう。

それが、こういう意味なんですね。

原清則流清、
(みなもときよければ すなわち、ながれきよし、)
原濁則流濁
(みなもとにごれば すなわち、ながれにごる)


非常に興味深いのは

なぜ、大昔の人が今の人間に通じることを言っているかという事です。

言い伝え、故事、全て本当に現代に通じるから

未だに語り継がれているのですね。


という事は、これから自分をリーダーとして成長させたい、もっと素晴らしい人になりたいと思ったら古典を学べば良いんです。

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本来であれば、このような考えは、民衆に影響力のある政治家が持つべきであり、明かに賄賂と知っていながら献金を受け取っていたりするような小人政治家は是非に倣って欲しいと思います。


それでは、今年もあとわずか!

病気せずに頑張りましょう!




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