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弊社の採用戦略

ありません。

ほんとに。

なので、○○ストラテジーみたいのを期待して開いてくださった方は、ここで閉じていただくのが賢明と思います。ありがとうございました。

ここからは、わたしとしての感覚、本音をつらつら書きますね。たかだか役員2名+従業員6名=計8名程度の会社で何をえらそうにと思われる方もいるかもしれませんが、現在9期目で一応4期連続黒字決算を出していますので、参考にしてくださる稀少な方のために書きます。

あのですね。
まず個人的な感覚として、なんでもかんでもすぐ「戦略」とか言いたがること自体どうかと思いますよ。眠らせてた100億を動かすとか、輸入規制を合法的にくぐりぬけるとか、外国政府と提携するとか、そういった次元の話になれば「戦略」もわかるんですけど、大袈裟にしすぎですよ。まあ、そっちの方がいろんな人が商売しやすいのでしょう。

ところで、事業は「勝ち抜き戦」じゃないです。「生き残り戦」です。サバイブです。つまり会社は、一緒にサバイブしていくチームなんです。

採用=一緒にサバイブする仲間探し

一緒にサバイブするなら、誰かの失敗をチームでリカバリーすることもあります。誰かがケガをしたらおんぶするときもあるでしょう。どういう相手ならそういう行動ができるか、ではなく、どういう相手にはそういう行動はしたくないか、を考えるといくらでも出てくるはずです。
・嘘つく人
・ルールを守らない人
・誰かのせいにしたがる人
・受け取った分を返礼しようとしない人
etc…
こんな人たち、自己犠牲してまで助けたくないでしょう?逆に一度でもそんな人に助けてもらったらどれだけ要求されるかわかったもんじゃないですよね?

ここから、もう一段突っ込んで言い切りましょう。
上記の人たちは論外として、そうじゃない人をサバイブメンバーとして探すとすると、結局どういう人が残るでしょうか?サバイブしていく時に大事になることはなんでしょうか?それを採用基準にすればいいんです。

ですので。
「どういう人を採用してますか?」と聞かれたら、いつもひと言で「わたしが感情移入できる人です」と答えています。

あのなあ。
こんなに労働者が激強なルールの中で、誰もかもにいい顔して、一挙手一投足に敬意を持って、なんちゃらバランスに配慮して、そんなのやってらんねえっつうんだよ。
と、巷では、零細企業経営者の心の声が雄叫びをあげているらしいですよね。人づてに聞きました。

と同時に。このやり方だと、経営者本人が「どれだけ多様な人に感情移入できるか」が組織の器を決めていくことになるので、経営者自身のたゆまぬ人間修行が必要ということになりますね。わたしも日々精進いたします。

ちなみに。
こんなこと言ってるわたし自身も、2期目までは大失敗やらかしてます。わかりますよ。訪問看護ステーションは常勤換算2.5人の壁がありますから、とにかく穴埋めしないと存続すらできない怖さ。でも大丈夫です。経営者が信念を曲げずにいれば、見てくれる人は必ずいます。味方になってくれる人が現れます。いつか正解にしてやる、見てろよ、と腹を据わらせて根性で堪えましょう、耐え忍びましょう。それしかないです。

ヘッダ画像は、数日前のバレンタインデーにスタッフたちがくれたプレゼントに添えてあったメッセージです。なんか“ちゅーる”とか書いてありますよね。わたしを餌付けしようとしている一派がいるようです。要注意。

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