人と時間と花と空
時は刻々と流れるのか
さらさらと流れるのか
どんな音に感じるかは
その人次第。
時間は「時」の、何処を切り取っても同じじゃない。
「今」は、
どんどん過去に流れ、
未来が「今」になり
過去の海へと流れていく。
若い頃、
とてもとてもしんどかった時に、
時の流れに全てを託したことがあった。
苦しいのは今だけど、
その今は流れていくはず。
だから耐えられる。
未来が来て塗り替えていく。
今よ、早く過ぎ去れ。
と、
春を待つ小動物のように時を感じていた事が何度かあった。
今、私は、
その時からもう随分遠い時間の先に居て、
ああ、そんなこともあったな。
忘れていたけど。と、思う。
時間という薬。
こころがザックリ切れて血が吹き出しても、時間の薬は時を重ねることで、新しい出来事を上書き保存しながら忘却の彼方へと流れていく。
忘却はするが、
傷は埋もれているだけでもある。
その傷は永遠に癒えないのかというと、そういうことはない。
癒すも癒さぬも選ぶ事が出来ると思う。
(戦争などの体験はどうなのか分からない。私自身に体験が無いのでなんとも言えない。)
花の薬もある。
たましいの傷薬はフラワーエッセンス。
変わらないものはない。
全てが刻々と変化している。
変化していく。
ああ、そうなんや、と
執着を手放す。
それは時間の向こうにスルスルと消えていく。
手から放せば、戻ってこない。
過去の時間は此処に無い。
握りしめていたらずっと掌にある。
積み上げられた膨大な時間は私自身でもあるが、私自身は時間そのものでは無い。
人生の福音は
「選ぶことが出来る」というものでもある。
状況の殆どは自分の選択が絡んでいる。(全てでは無い)
その選択に囚われてしまうと、後悔や自分に対するジャッジが生まれるときもある。
そうじゃなくて、
新陳代謝。
時と共に
全ては滅び
全ては生まれ
同じようで違うことを繰り返し、
最後には全く違うものにだってなれると信じたい。
あらゆる可能性の場があり、それを放棄しない。
毎日生まれ変わることを、命は繰り返す。
生きるってしんどい。
生きるって苦しい。
生きるって愉しい。
生きるって面白い。
裏も表も全て赦して愛せるならば、人生は七色に輝くのではないだろうか。
雨上がりに陽が差して虹が生まれるように。
冬を越えて春に花が咲くように。
フラワーエッセンスは
「生きる」を支え、本当へと誘う。
本当は本質。
本質は魂。
答えは自然界にあるんだと思う。
宇宙摂理と曼荼羅と現実に。