見出し画像

花と共に居る時間とフラワーエッセンス

ずっと気になっていた花

「マツヨイグサ」は、
フラワーエッセンスの「イブニングプリムローズ」の亜種なのです。

毎年、セッションルーム近くの空き地に咲いている。
昨年の秋に、種を頂こうと思ったら、そのタイミングで草刈りが行われ
空き地は更地になっていた。
今年、8月になってから、午前中に空き地の前を通ると、
黄色い花が咲いていて
ああ、今年も咲いてくれた、と、安堵した。

この花は夜に咲く

月の光の下で 美しく柔らかい花を見せてくれる花。
夜に 見に行ったりもしていたが、
いつ刈られてしまうか分からないし
もっと じっくり見たいと感じて、
枝を ふたつ頂いてきた。。


瞬時に咲く・・とは聞いていたが、今まで目視したことはなかった。
花を花瓶に挿して、
ずーっと見ていたら、最初の日に咲く姿をみせてくれた。

花が咲く前に 蕾の中の花弁が時間を掛けてモコモコしてくる。
花弁を包んでいる薄い膜を通して 光が漏れ出ているように感じる。
そして、本当に一瞬、パッと 花開く。

イブニングプリムローズは

胎児期、母親の胎内で、
あるいは生まれてからも
母親のストレスや 悩みなどの感情を
無意識に吸収してしまった心に 滋養を与える。
胎児期や、ものごころつく前の記憶の殆どは
奥へ仕舞われていて 自覚することが出来ない。
自分の中で記憶が無いけれど、
その記憶は深い潜在意識の中に落ちている。
それは 時として苦しみをもたらし、
生きづらさに繋がるときもあるのではないだろうか。

月の象徴

「月」の象徴は、占星術的には蟹座の領域であり「母性」をあらわす。
蟹座のルーラー(守護星)は月であり、
月は感情やこころ、身体、内面を担う。
イブニングプリムローズは月の光を浴びて咲き、
昼間はしぼんで花を落とす。
花弁はハートの形をしていて、十字をとる。
占星術的にはグランドクロス。
厳しい座相であるが
困難を乗り越えた時に成長する手堅い十字架でもある。

夜咲く花はいくつかあるが

殆どの人は イブニングプリムローズを気にかけることが無い。
それは おそらくこの花が
どちらかといえば雑草扱いであり、
昼間は 花がしぼんでいて、
咲いている姿を見ることは
余程 意識していないと 見ることは少なく、
道端や線路脇や空き地に
普通にあちこちにあるので、気に留めることは少ないのだと思う。


意識して眺めてみる。

咲いて間もないところを真上から撮影

上の動画でも分かるように、本当に瞬時に花開く。
普通、花は時間をかけてジワジワ咲いていくものが多い中で、
これほどスピーディーに、動的に咲く花は珍しいと思う。
咲く瞬間は 本当に驚きと感動に満ちる。

胎児が母親のお腹の中に居る時は 水の世界に居て、
(水のエレメントの象徴は「感情」でもある)
産道を通って産まれた時に
空気を肺いっぱいに入れて産声をあげる。
水(感情)から 空気(風、知性)へ
大きな環境の違いを、私たちは産まれた時に体験してくる訳だが、
イブニングプリムローズの咲く様子は、
まさに「産まれた!」瞬間のようだ。

花と共に居ることで

この花を自宅に連れてきたのは、
咲く瞬間と、夜に咲き続ける姿をじっくり見たいからだった。

ずっと見ていて
こんなに勢いよく咲くには、大きなエネルギーが必要だろうと感じた。
切り花にして、母体の根から切り離してしまったが、
花瓶の水だけで、多い時には13個も一晩に咲いてくれた。

茎と葉は かなりしっかりした手触りで硬さを感じる。
葉の付き方、花の付き方には法則性があり、
真上から見ると立体曼荼羅が美しい。
花は秩序よく下から順に上に向かって咲いていく。
咲いた花は、太陽があがるにつれて萎んでいき、
昼過ぎにはポトリと落ちるが、
次に咲く花の蕾がぐーっと持ち上がってくる。
咲いた直後はまだ香らないが、
時間が経つにつれて何ともいえない優しい香りに包まれる。

明け方、まだ少し薄暗い時間に様子を見に行った。

明け方の花の様子

咲いたばかりのシャープな感じが消えて、
色も ふんわりとした優しいイエローになっているように思う。
光の加減もあるのかもしれない。

個人的に感じたこと

なんて優しい色なんだろう。
なんて優しい・・・
包み込むような 温かみのあるカタチなのだろう。

母親のお腹の中に居たときの私が、
産まれ出てから育っていく中で、
欲しかったものが「花」という形になって ここにあった。
見ているだけで温かい。
優しい思いに包まれる。
ただそこに存在しているだけでいいんだよ。
愛しているよ。
と、花は言う。
明け方のリビングで 花の言葉を受け取っていた。

フラワーエッセンス

花を見つめながら感じたこの思いは、
フラワーエッセンスを摂って感じるものと同じように思う。
フラワーエッセンスは花のエネルギーで出来ている。

こうやって実際に
花を見て 
花を感じて 
花と共に居て
花と語り合って
エッセンスを摂ることと
瓶の中のフラワーエッセンスが
どんな環境で花を咲かせ
どんな出で立ちをしていて、
どんな手触りで、
どんな香りがして、
過去を辿れば、
どんな種から
どの季節に
どんな芽を出して
どんな環境を選び、
どのようにして花を咲かせるか・・

知って使うのと、全く知らずに使うのとでは、
やはり効果は違うのではないかと。

私は フラワーエッセンスを使うようになって18年経った。
長く 欠かさず 様々なエッセンスを摂っているが、
このように観察しつつ 摂ったエッセンスは まだ数種類しかない。

その花に出会えない時もあるから、
仕方がない事ではあるが
庭で なるべくエッセンスに関連ある花を育てて
共に過ごす時間を大切にしている。
それでも分からないことはいっぱいあるけれど、 

明け方見た、イブニングプリムローズは、
とても自然に
「フラワーエッセンス」と「生きた花」の橋渡しをしてくれた。

そう、これだ。

言葉には出来ないものでもあるけれど
確かにこれだ。
この感覚。
100%求めていない。
私のキャパで分かることしか分からないけれど
この経験で確実に、ほんの少しだがキャパが広がった。
何ミリ単位でも良いの。

暫く・・イブニングプリムローズを摂ろうと思う。
今まで何回か摂っているが、
花を知って摂るのと、
知らないで摂るのでは大きく違う気がするから。

明日も明後日も、まだ一緒に居れる。






いいなと思ったら応援しよう!