フラワーエッセンスを自分の手で作るという体験。
「とにかく体験して!フラワーエッセンスを自分の手で作ることを!!」
共に学び語り合う仲間から、言われていた。
「シーズ オブ アンジェリカ」
高原大輔さん主催の、フラワーエッセンスの研修に参加した。
今回は長いので目次をつけます。
仙台から岡山は遠い。
と言っても、新幹線を使えば6時間くらいで着く。
今回の旅は、途中、新幹線が緊急停車して乗り継ぎが出来なくなったりとアクシデントがあったものの、結果無事に辿り着いた😊
はじめて行くけどご縁のある場所
岡山のこの辺りは、フラワーエッセンス以外にも、個人的な知り合い2人の故郷で、よく話しに聞いていた場所なのだが、足を踏み入れるのは初めて。
ようやく到着!
1時間半遅れの入りだったけど、
久しぶりの仲間も、
zoomでは会うけどリアルは4年ぶりの人も、
初めましての方も、
みんな待っていてくれて嬉しかった。
里山
とにかく静かだ。
里山の人の気配もありつつ
滅多に車も通らない。
都会にあるものが殆ど無いかわりに、大きな自然がある。
とても落ち着く。
静けさに耳を澄ますと
鳥の声、風の囁き、
自分の歩く足音、
空気が美味しい。
肌で感じる秋がある。
よく見ると小さな花々が咲いてる。
はじめて来たのに懐かしい。
棚田って滅多に見ないのに、
景色が全部懐かしくて
知ってるみたいで、不思議な感覚。
その夜はぐっすり眠ることが出来た。
そして、次の日の朝、
美味しいご飯を外で食べて、
それからエッセンスを作りに行く。
前日は、セイタカアワダチソウにしようと思ってた。
が、
何故か彼岸花のエッセンスを作ろうと思った。
昨日とは違って、目に飛び込む彼岸花の赤が迫ってくる。
花が、じっとこっちを見ているというか、アピールしているみたいに。
その視線?に、
ええ?!😳!
と、たじろぐ私。
彼岸花に、ご挨拶をしてみた。
こんにちは。エッセンスを作って良いですか?
問うてみる。
すると、
足もとで群生してる子の中からハイ!と手を挙げる(実際は動きはないが)子が居る(ように思う)。
その場から3つ、
遠くからアピールしてる子も見つけ、その場所まで登って行ってふたり(2つ)いただく。
エッセンスを作る場所を決めて、作業に取り掛かろうとして、ふと前を見ると、
遠くの子がひとり(ひとつ)呼んでいる。(ように感じる)。
お礼を言って、その子も仲間入り。
合計6つの花を使うことに。
日照が足りない。。
花との交流
ただ、
花と共に居る。
それはとても不思議な時間だった。
花と私
私と花
静けさ
ひとり
自分のモードがゆっくり変化していく。
花に近くなるというか。
花と同期するというか。
自然の中にすっぽり包まれ
花の世界に入れていただく。
様々なイメージ、
言葉が湧いてくる。
彼岸花に質問したり、
教えてもらったり、
それをメモしていった。
以下は、私と彼岸花との対話の記録です。
場所を決めた時には気づかなかった。
目の前に朽ちた子が居た。
「来年も咲くよ!」と、伝わってきた。
六つの花は、ボールの中でひとつの花になったようだった。
日照はいまひとつだったが、光が差すと、水面がキラキラ光って、花のエネルギーが水に浸透していくようだ。
スケッチブックに文字を書いていると、光の粒粒が集まってきて文字の上を踊る。
こんな経験初めてだけど、なんの違和感も怖さも無い。
光のダンスと共に交流は続く。
そのとき、思い出した。
岡山に来る2日前に、自宅近所の駐車場の脇に彼岸花がふたつ咲いていたんだ。街中で彼岸花を見るのは珍しいが、そこは毎年咲く。
2本のうちの1本がポッキリ折れて倒れていた。このままでは死んでしまうと思って、その子を家に連れて帰って来たのだった。自宅に戻るのに小一時間あったので、家の花瓶にさしたとき少しグッタリしていたのだが、夜には元気を取り戻し、岡山に行く日の朝もイキイキと咲いていたんだった。
そうかー。
私と彼岸花のプロセスはその時から始まっていたんだ。
どうして忘れてたんだろう。
彼岸花はうたう
空に向かう
空に向かう
赤は生命。
いのち。
生きている身体の
血の色が、
真っ直ぐ天を見つめる。
静かに
ずっと
天を見続けている。
この世で生きる赤と命。
私はこの世で出逢うことのない彼岸花の花と葉の事を考える。
彼岸花の葉は花を見ることが出来ない。
花は葉を見ることが出来ない。
刹那を感じた。
花に尋ねた。
Q.
花は葉に逢いたいと思わないのですか?葉は花を見たいと思いませんか。
A.
「逢えないけれど、それは自分にとって大きな哀しみではなく、見れなくても、逢えなくても、『在る』事を知っている。」
Q.
彼岸花はどうして全国一斉に咲くの?
お彼岸に何故咲くの?
A.
「魂は蘇るから。」
(露草がこっちを見ているようだった)
人生とはこの世に生を受け、魂の故郷に戻るまでの時間であり、人生は人が生きると書く。
私が生まれてから死ぬまでの時間が私の人生。
みな其々違う時間を持つ。
彼岸花は命を燃やす炎のようだ。
彼岸花は問う
人生の中で、燃やすものは何ですか?
精一杯生きるって、どういう事だろう。
全てに力を入れて努力するのとは違うと私は感じる。
彼岸花は言う。
今、どれだけ魂を燃やしていられるか。
今、どんな状態、気分であっても、魂の炎を知っているか。
熱の赤
情熱の赤
生きている赤
(私は彼岸花に水を感じる)
花の前に座っていると、
いろんなものが目に入ってくる。
最初は真っ赤な花に注目していたけれど、枯れかけた彼岸花、すっかり朽ちた彼岸花、まだ蕾の彼岸花。
プロセスの中で印象的な出来事があった。
私が座っている隣の木に蜘蛛の巣があった。
そこにシジミ蝶が引っかかり、蜘蛛に襲われていた。
蝶は羽をバタつかせていたので、思わず助けようと木の枝を探した。
それを何かが止めた。
「介入してはいけない。」という思いが広がった。
蝶も蜘蛛も懸命に生きようとしている。蝶は死んでしまうだろう。蜘蛛は蝶を食べて生きるだろう。蝶を可哀想と思って助けることも出来る。が、それは正解なのだろうか。
いや、もとより正解も間違いも無い。
私は介入をやめた。
元の場所に戻り、水に浮かぶ彼岸花を見ていた。
言語化出来ない感動があった。
身体の奥、
こころの奥、
魂の奥から湧いてくる感動は、
素晴らしい芸術に触れたときに溢れ出る言語化出来ない想いと同質のもの。
わたしは時々この世界に触れる事がある。
そこには言葉が無い。
表現の仕様も無いが、溢れ出る想いがある。
時のない世界。
今回のフラワーエッセンスを作るという体験は、里山という大きな懐の中で、花と直接対話し、エッセンスを作らせていただくという稀な体験だった。
花の世界に立ち入らせて頂く体験は、フラワーエッセンスのセッションと同質かもしれない、と、感じた。
どちらも土足で入ってはいけない神聖な場所。
そこに共に居させてもらう体験。
人の中で咲こうとしている花を感じて操作しないこと。
ただ共に居ること。
対話していくこと。
メモの最後に、
「彼岸花の赤が、自分の中の赤(血)生命と響き合う。」
と書かれてあった。
(書いたことが記憶にない💦)
エッセンスをボトルに移しマザーを作り、残りは、朽ちた子や咲いている子の根元に感謝を込めて戻した。
立ち去り難かった。
いつまでもこの静けさの中に溶け込んで居たかった。
翌朝
帰る前に、
もう一度彼岸花を作った場所に行って、花や自然に挨拶してきた。
空気がピンク色に、一部透明に染まってわたしの周りを囲んだ。
場のエネルギーが応えてくれているんだと感じた。
普段は見えない空間の色彩が、この時ははっきり見えた。
不思議な体験だった。
故郷に帰省
その日、岡山から福井県の故郷(敦賀)に戻った。
姉夫婦が迎えにきてくれて、泊めてもらった。
翌日、大好きな氣比神宮(けいさん、と、地元の人は呼ぶ)に行って「ただいま!」と挨拶をし、感謝を伝え、御神籤を引いたら、
5月の風⁉️
来年の研修、5月。
Σ੧(❛❛✿)
もうびっくり。
行くのか?
行くんだろうな。笑
春の棚田は花盛りらしい。
変化を受け入れて
こころの眼を開いていきたい。
最後に、
この場を開催してくださった高原大輔さん、ありがとうございました!
スタッフとして大きく支えてくださった大迫さん、ありがとうございました!
花のことを沢山教えてくれてさりげなくしっかり底辺から支えてくださった堤さん、ありがとうございました!
共に寝食を共にし語り合った参加者の皆さま、ありがとうございました!
宿のスタッフさん、美味しいご飯と暖かな寝床、清潔で落ち着ける宿と笑顔や里山のお話し、こころの交流が嬉しかったです。ありがとうございました!
そして、岡山という土地、素晴らしい時間をありがとうございました!!!
帰省して、暖かく迎え入れてくれた私の大好きな大切な姉夫婦、ありがとう!!ふたりがいてくれるから、私は故郷に帰ることが出来ます。短い滞在だったのに、行きたいところに連れて行ってくれてありがとう。!
長文になりました。
読んでくださりありがとうございました!!
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