オカダマニラでFIRE!!!———オカダマニラを巡る攻防
オカダマニラのことが気になって仕方がないマニアな皆様、2022年5月末のオカダマニラ事変から約3週間経ちましたが、目新しいニュースがあまりでてこなくなりました。
タイガーリゾーツ社(TRELI社)ではこれまで思い出したかのようにやっつけリリースしかしてこなかったのですが、岡田派に占拠されてからは矢継ぎ早にリリースが出されるようになりました。
本日はこのリリースをつぶさに見てみることから始めたいと思います。
1.タイガーリゾーツ社のニュースリリース
上記のニュースリリースから時系列に並べてみます。
①2022年5月17日
Update on the Philippine Intra-Corporate Case vs. Mr. Kazuo Okada
フィリピンでの訴訟に関する対応についてのお知らせ
②2022年5月19日
Press announcement on the passing of our Chairperson
タイガーリゾーツ社会長であったマヌエル・ラザロ氏の訃報
③2022年5月20日
Message of sympathy from TRLEI Okada Manila
同上ラザロ氏への追悼文
↑ここまで富士本(ユニバ)派が運営
↓ここから岡田派が占拠
④2022年5月31日(Okada Manila Incident)
The group of Chairman Kazuo Okada is once again managing Okada Manila
岡田派が再びオカダマニラを経営することになった
⑤2022年6月1日
Kazuo Okada group back to managing Okada Manila as issued by Supreme Court
最高裁の命令によりオカダマニラを奪還した
暴力的かつ違法な占拠を行ったという報道は事実無根
⑥2022年6月3日
Kazuo Okada Group debunks claims of violent incidents during Okada Manila Takeover
オカダマニラの暴力的な占拠を否定
⑦2022年6月6日
Kazuo Okada delivers inspiring message during Okada Manila Town Hall Meeting
5年ぶりのタウンホールミーティング(経営者と社員の対話集会)開催
⑧2022年6月9日
Okada's new management denies management takeover by force
新経営陣は武力による経営権奪取を否定
社員からダディーOと呼ばれている
⑨2022年6月10日
Okada Manila looks to continue successful gains in the 2nd half of 2022
オカダマニラ、2022年下期も好調を維持する見通し
岡田氏は従業員の福利厚生をより重視し、従業員が安心して働けるような環境づくりを進めていくことを強調
⑩2022年6月16日
Kazuo Okada’s return brings good business back to Okada Manila
岡田氏の復帰はオカダマニラによいビジネスをもたらす
オカダマニラ奪還した一週間後、社員を集め早々にタウンホールミーティングを開催しています。タイガーリゾーツ社はコロナ禍で社員の1000人以上の退職者を募り緊縮財政策を推し進めていた事情を察し、社員の福利厚生を充実させるこのような言葉は社員に響いたことでしょう。ダディーOと呼ばれて歓迎されている理由はこのあたりにあるというか、経営者として一日の長があるように思えます。
ただ、こうして改めてリリースを並べてみると、国内外へ向けて情報を発信する姿勢はよいのですが、最高裁命令で奪還した、襲撃していない、オカダマニラは平常運転だ、と毎回同じこと言ってるのがよくわかります。
中の人も(またですか?)と思っているかもしれませんね。
2.トニーボーイの動機
岡田氏追放の後、2018年12月当時を振り返ってみましょう。トニーボーイは、DOJ(フィリピン司法省)がオカダマニラの資金300万$を横領した疑いで岡田和生氏が起訴されたことを受け入れた、しかも司法省の判決によって、この訴訟が前進する道が開けると期待すると述べたと報道されていました。
トニーボーイは、第11代大統領のコラソン・アキノ氏の甥、第15大統領のベニグノ・アキノ3世は又従兄弟のフィリピン政財界のサラブレッドで、複数の企業を経営するコファンコ財閥のアントレプレナーです。
いかに金を積まれても不法行為を働く人物ではないですし今もそのような認識はないと思われますが、何が彼をオカダマニラ事変へと突き動かしたのか、、、?動機の解明が待たれます。
こちらは2022年6月6日に投稿されたIAGのYouTube動画で、富士本(ユニバ)派のTRLEI社会長である左舘経明氏とエストレーラ弁護士の報道記者会見です。
動画の54分あたりですが、岡田派は最高裁には2016年当時のGIS(General Information Sheet:会社の登記謄本のようなもの)を提出していて、最新のGISは2021年があるので会社の役員を偽装したようだと言っています。
私の推測だと、事情はとても複雑で、土地保有会社イーグル1への土地賃貸借のスキーム改変で激おこだったところに、アキノ派と対立するマルコス新政権誕生までの余白、ラザロ氏の逝去、SPAC上場までの時間、タイガーリゾートアジアの登記情報の偽装と様々な要素が重なりオカダマニラ事変に至ったのではないかと思います。
富士本派が主張するように、日本の最高裁の最終判決は岡田氏の解任は合法、妥当、フィリピン一審二審でも同じ判決、複数の国で岡田氏は訴訟まみれ、という状況を客観的にみると、フィリピンが真に法治国家(を望む)なら決着はまもなくと思われます。ただ、現状は最高裁の現状維持命令は新しい命令が出るまでは有効で、マルコスJr新政権が発足するまでは動きはなさそうです。
UEリゾーツ社と26Capitalの株主総会は6月28日、マルコスJr新政権発足は6月30日です。これが偶然であるわけがないですよね。
きっと水面下では岡田派と富士本派両陣営でそれぞれの戦略を展開しているのでしょう。ここ一週間が見ものですよ。
3.本日のオカダマニラ
現在TRLEIには会長が2人存在しているようですが、そのオカダマニラの会長室ラウンジの映像がYouTubeにアップされていました。スカイカジノと同じで、ザ・ファウンテンとマニラ湾を同時に一望できますので一見の価値ありです。見学した方からも"amaging" "brethtaking"などの声が漏れていました。
案内はいつものシエロオルテガ姉さんです。ザ・ファウンテンを指してオリンピックプールの50個分で、ベラージオと同じサイズだけどこっちはフルカラーで世界最大だって言ってますね。
この投稿元はフィリピンビジネスアンドニュースでオカダマニラと7月から業務提携したって言ってますので、今後このチャンネルからオカダマニラのニュースが配信されることを期待しています。
4.本日のFIRE
日曜日午後はプレオープン中のCHANGRAにダルバートを食べにぶらり根津へ。マトンスープカレー、ダル、タルカリ、サグ、アチャール、チャツネ、サラダ、チュカウニをパパド、ライスと混ぜてうまうまと至福の昼下がり。例えていうと食べたことないのに懐かしい一皿。ネパール風小籠包のモモが美味いとのことで友人を連れて再訪決定です。ディナーも楽しみなネパール料理屋でした。
当ブログでは全国の、特に東京の本当に美味しいカレー屋さんを感謝と応援の気持ちを込めて紹介していきます。社畜の私はカレーに救われて、癒されて毎日を生きています。あんまり難しいことは考えず、んまそう!と思ったら是非お店に足を運んでみてください。
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