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オカダマニラでFIRE!!!———2021年度オカダマニラの業績は!?!

全国のオカダマニラマニアの皆さん、毎日寒いですがいかがお過ごしですか。ボンクラキッシーの必殺技「聞く力」によって日本の国家予算に匹敵する百兆円の資産が吹き飛んでしまいましたが、息をしてますでしょうか?瀕死の重傷を負う様な投資は決してしてはいけませんが、過去を振り返っても仕方がないのでバーゲンセールと思って未来を予想するのみですね。


1.オカダマニラ2021年の業績


さて、タイトルの通り気になる我らがオカダマニラの2021年の業績はどうだったのでしょうか、見てみましょう。

まずはユニバーサルエンターテインメント社のIRよりグラフ化してみます。

オカダマニラ通期業績の推移(単位:百万円)

わかりやすいように単位は百万円に修正してあります。2019年は954億円のカジノ総売上(税前)がありましたが、2020年はコロナ禍で62%減の358億円に激減。しかし2021年はYOY24%増の443億円に回復。驚くべきことにEBITDAが黒字になっています。


26Capitalが開示しているガイダンスと比較してみると、

・カジノ総売上 ガイダンス 364億円 < 実績 443億円 24%増

・調整後EBITDA   ガイダンス   24億円 < 実績 52億円   122%増

と増収増益で無事クリアしています。

ユニバ社のIRには例によって詳しいことはなんにも書いてないのでSPACの26Capitalの開示資料を見てみることにします。


Okada Manila Delivers Exceptional Fourth Quarter and 2021 Results, Exceeding EBITDA Projections by 122%


「減価償却が回復したのは経営陣による経費削減の結果。ノンゲーミングの収益も30%以上増加。これは、リテールや、ラグジュアリースパ、ダイニング、コーブマニラビーチクラブなどこの施設の多くのノンゲーミングサービスが人気を取り戻したことを示している」とのことです。

なんで日本の子会社の詳細を海外の会社の開示から読まなきゃいけなんですかね(怒)。

来場者数は、

・2019年 605万人
・2020年 165万人 YOY-63%
・2021年 185万人 YOY+12%

通期ではそんなに回復していないように見えますが、第4四半期だけでみるとは30万人から76万人と倍増しており、パンデミックが繰り返される中で売り上げも利益も伸びていることは素直に素晴らしいことです。

"Most companies acquired by SPACs are missing their guidance by a significant amount, but Okada Manila crushed it with the highest market share in December 2021," said Jason Ader, Chairman and Chief Executive Officer of 26 Capital Acquisition Corporation.

"I expect this positive momentum will continue throughout 2022, and Okada Manila will maintain its position as the market share leader in Entertainment City."
EDGAR

SPACが買収した企業の多くはガイダンスを大幅に下回っているが、オカダマニラは2021年12月に最高の市場シェアを獲得したし、この勢いは今年も続きマニラのエンターテインメントシティを牽引するぜ!とSPAC上場に向けてホクホクな感じです。


ですが、冒頭の一文にちょっと気になる記述を見つけました。

26 Capital Acquisition Corp. (NASDAQ: ADER), a Nasdaq-listed special purpose acquisition company ("SPAC"), today announced the fourth quarter and full-Year 2021 financial performance of Okada Manila, the property operated by Tiger Resort, Leisure and Entertainment, a wholly owned subsidiary of UE Resorts International, Inc. 26 Capital Acquisition Corp. previously announced its plans to merge with UE Resorts International, Inc. later this year.
EDGAR より


合併は今年の後半に?

6月末までじゃなかったの?


うーん、手練れのジェイソン氏だから抜かりはないと思いたいですけどね、絶対はないのがこの世界。まあ、オカダマニラの出血は抑えられたようですので手元資金も今年いっぱいは持ちこたえられるはずです。

2.オカダマニラの経営者は?


オカダマニラの現経営陣をみてみると、竹内氏は上智大学出身のコンサル屋、バイロン・イップはイエール大学MBAでハンス・ヴァン・デル・サンデ氏はハーヴァードと東京大学出身の銀行屋、ジョセフ氏は名門フィリピン大学の法律屋。みんな優秀でその道のプロフェッショナルなのでしょうが、彼らからオカダマニラの魅力やビジョンが発信されることはほとんどなかったように思います。

新規事業がうまくいくかどうかって、その人の能力の多寡ではなく結局モメンタムとパッションを持つリーダーの有無で決まると思うんですよね。

そして今回の26Capitalの開示ではこう書かれています。

”The fact that this significant improvement in our performance, when compared to the other casinos in Entertainment City, was achieved in one of the most difficult periods that gaming has faced in decades, is a testament to the team's hard work and the positive impact of a series of comprehensive initiatives implemented under my management."

「エンターテインメント・シティの他のカジノと比較した場合、当社の業績がこのように大幅に改善したのは、ゲーミング界がここ数十年で直面した最も困難な時期の1つであり、チームのハードワークと私の経営下で実施した一連の包括的イニシアチブの好影響を証明するものです。」

文章からはバイロン・イップ氏の発言のように読み取れますが、実質これはジェイソン氏の影響を強く受けていると感じるのは単なる私の妄想ではないように思います。

ようやくはまったオカダマニラに足りなかった最後の1ピース。

ジェイソン氏がオカダマニラの実質の経営者として機能している気配を感じます。少なくともSPACが上場するまでは、彼は広告塔として立ち振る舞い、オカダマニラがどんなに素晴らしいカジノリゾートなのかを世界中に発信し続けることは間違いないでしょう。


3.本日のオカダマニラ


現在オカダマニラに訪れている猛者のTwitterによると、ザ・ファウンテンは中止しているみたいですね。これもイケメンジェイソン氏の経費削減の一環でしょうか?この写真にありますが、そういえばクリスタルコリドーにジョリビーができたんですよね。ファーストフードでマクドナルドがシェア1位を獲得できない唯一の国がフィリピン。圧倒的大人気のNo.1ソウルフードがジョリビーのようですので一度食べてみたいと思ってやみません。日本には進出してくる気配がないのでやっぱりオカダマニラに行くしかないのかな…。



4.本日のFIRE


ついに来てしまった期待の本格スリランカカリー屋、セレンディッブ。そう、ここではワンプレートカレーを食べよう。チキンカレーと青菜とココナツ和え、南瓜、蓮根のタルデーレ、ダルにビーツ、かなり辛めのサンボルにパパダン。バナナの葉の上でバスマティライスとスリランカ赤米の二種盛りを混ぜながら食べるこの上ない至福の時間。この一瞬のために、一週間よくがんばりました、私。


当ブログでは全国の、特に東京の本当に美味しいカレー屋さんを感謝と応援の気持ちを込めて紹介していきます。社畜の私はカレーに救われて、癒されて毎日を生きています。あんまり難しいことは考えず、んまそう!と思ったら是非お店に足を運んでみてください。




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