Intermission(ほんじつはおやすみ)~やくそく~

このよには間に合わなかったそふぁというものがある…

曇天の空とその下の海の柔らかで何もかも容れるようなやさしさを

コンクリートの階段にすわってながめると

ああ、あなたはあんなふうだった…と

膝に載せたなきがらに よびかけるのではなく

独り言して 野辺送りの休憩。

…つぎは自由と幸せだけがあるところへ…

…ここがそうならいいのに…

あたりは海のにおい 生きているうちに

しなければならないことがあるとしたら

一緒にいる時には一緒にいるということ・だけ…?

天の衣も星の空気にかえして ゆく

そのあとは…もしもう会えなくても、

どうかあなたが自由でしあわせでいて。