intermission(ほんじつはおやすみ)~梅雨らしく雨~

曇天になお明るいねむのきのなみきみちが蜃気楼のように現れた通り…無縁であれば、目に映っても、その人のせかいにはないのかもしれないが、切り開かれた竹藪の朽ちたあとに山の額の包帯のようにあらわれた人の誤算がやや空に近いところで、そして誰の期待にも予定にもなく答えている、私はこんなふうに夏を向くと。