分解思考の癖をつける
分解思考の癖をつけたい
「〇〇店舗の値段高いのってなんで?」
の質問に対して「店舗数多いからですかねぇ」と回答したことがある
「なんで店舗数多いと高いの?」と深堀りされた際、言葉に詰まった
反射的に思いついたことを言っただけでそこに意味はなく、
このようなやり取りが自分は多いとコメントをもらった。
この状況を打破するには「分解思考」をマスターすべきだと考えている
意識的に普段生活する中で
大きすぎる塊を小さな要素に分解する思考法である
例えば
「店舗の値段が高い」なら
設備の種類が多い
スタッフの教育にコストがかかっている
駅近に必ず置いている
メニューが特徴的だ
その店舗限定で得られる何かがある
といったように一つの事象も分解して理由をつけて整理すると大きい物事を考えずに小さい物事で考えられるので思考のスピードが速くなる
例えばすごい身近な例で
〇日までに関係者集めてMTGセットしておいてね
とお題が出たときに威勢よく「はい!」というのは悪手で
一つの仕事に対して分解して考える
1.関係者の連絡先を集める(3分)
2.関係者のスケジュールを確認しセット(1分)
3.MTGのアジェンダの案内文を作成し送信(5分)
4.会議室を抑える(30秒)
これも分解したら4つの細かいタスクに分かれるが4の会議室の抑え方のルールが分からなければタスクを開始する前に4の項目だけ知っている人に確認するなど、
「仕事をいきなり始めるタスクバカ」ではなく「論理バカ」に昇格する
すごいしょぼい例で書いたが(自分はこれすらできていなかったので恐縮)
もっと仕事っぽい内容で書くと
明日までに〇〇社のWebサイト改善案を出しといて
というお題が出たときに、「はい!」と自信満々に始めるのではなく
1.ヒューリスティック分析(1h)
ユーザーとして使ってみたときに何を感じるんだろう?
2.競合分析(3h)
どんな業界でどんなプレイヤーがいるのだろう?
何が競合ごとに違うのだろう?
3.差分要素抽出(0.5h)
4.アウトプット(1h)
それぞれに分解するとおおよその所要時間は把握できるし、
把握できていれば16時に相談されて明日までと言われた際
定時18時なので本日お渡しできる範囲だと
・ヒューリスティック分析(1h)
・競合分析の会社一覧(1h)
認識の齟齬を軽減するためにこの段階で一度Googleスプレッドシート形式で報告するので確認いただき
明日午前中に3.5h使って午後までに提出できる
といった風にタスクを分解すると全体像が細かく見れるようになります。
そうした時に
・競合分析の軸で求められているのはなんだろう?
・アウトプットの形としてどういうフォーマットが好ましいだろう?
・ヒューリスティック分析をするとき〇〇さんは普段何を意識しているだろう?
といった疑問をつぶしておくと各作業につまずかなくなりますし、思ったよりうまくいかなかった時に、何がいけなかったのか振り返りやすいです。