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【推し活】君を一生好きになろうと

日曜日に公開練習があったので見に行きました。
練習を眺めて、ファンサービス(=ファンサ)のお知らせを聞きました。

「今日は600人もいるのでいつもならハイタッチのみですが、1ヶ月ぶりの公開練習なので、サインのみ行います!」

混んでるので、ほしいサイン全てにはもらえない。そもそも写真さえ撮れたら十分なので、サインが欲しい人にチャンスを譲ろう――そう思った。

ファンサを受けてる時、選手に声をかけた。「お疲れ様です」と。
サインはもらわなかったけど、それで十分だった。負担をかけさせたくなかったのもあったから。

少し経って、推しが練習場から戻ろうとしてきた。手元にあったものでサインをしてもらう。
話もできないくらい一瞬。「お疲れ様です」も全然言えない。
サインが終わるとあっという間に去ってしまう。いつもなら手紙やプレゼントを渡すけど、今回はどっちも渡さなかった。時間がなくてできなかったから。

すべてのファンサが終わって、練習場をあとにする。
電車に乗って帰宅すると、ちょっとだけ後悔。少しだけでも話をしたかったなって。でも、今日みたいな状況だとそれすらできなかった。仕方がないことである。

同時に、推しのことが気になった。喋れなくても、彼のことが好きだと気づく。今更かもしれないけど、ずっと好きでいたいと思った。

永遠の片想いだというのは、初めて気づいたときからわかってた。
叶わないと知ってるから、一方的に好きになってることもわかってた。

――年令問わずに、好きになっても大丈夫ですか?

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