すべては決断するところから始まる
昔、塾講師のアルバイトをしていた時、教えていた生徒が進路に悩んでいた。「大人は何にでもなれるって言うけれど、何かひとつ選んだら選択肢が狭まるのが怖い」というようなことを言っていた。
当時の私は全然仕事もうまく行っていなかったし、なんて言ってあげれば良いのかわからなかった。私自身、何を選んでいいのか、選んだ道がダメだったらどうしようかってめちゃめちゃ不安でいっぱいだった。
でもそれからしばらく仕事を続けてわかったことは、多分、決断しなければ何も始まらないってこと。
まだ何も選んでいない状態は、前後も左右も上下もない真っ白な空間にいるような感じなんだと思う。
でも「〇〇になる」「〇〇をする」って決めて動き始めたその瞬間に現在地の座標がわかって、前後左右の感覚が現れる感じがしている。そこから行ってみたい方向、興味のある方向に向かって漕ぎ出していけばいいんじゃないかと思う。