久々な給食に泣いた
私は、去年数ヶ月のみ生徒から“先生”と呼ばれていた。実習が立て続いたのと、滅入ってしまい更新せずに退職した。
久々な給食に泣いた
多分、読んでいる方は懐かしくて泣いたんだろうなぁ〜と予想するかもしれません…私は別な意味で泣きました。
今の中学生って…10分でこの量を食べなきゃならないの?
私が中学生の頃はゆとり前教育(再入学した高校はゆとり教育)でしたが…給食の時間はある程度あり、急いで食べなくても昼休みがあったのだ。
私も私で仕事があったので10分で、バリバリ成長期の中学生と同量の給食を完食しなければならなかった。(私は元々小食で…1日1〜2食です)
数日で給食辞退願いを懇願する私
久々な給食は美味しいのだが、量の多さと10分で完食というミッションが難しく…後の仕事に支障をきたすとなり…トップに頼み、給食免除して貰いました。
初日に会った栄養士さんが「美味しいですか?」と声をかけて下さりましたが「美味しいです!」と言いつつ顔は真っ青になっていました。
生徒の殆どが辛そう
指導要領の変更で、スケジュールがカツカツで、昼休みに補講や再テストを受ける生徒、部活の練習をしたい生徒、昼休みくらい友達と遊びたい生徒がいる中…
各学年に何人か辛そうに泣きそうになりながら給食を食べていて先生が見張っているというのを数十年ぶりに見ました…
今の時代もこんなことがあるんだ…とビックリしました。
早く食べれる生徒も
時間内に食べれる生徒も、給食当番があり仕事がある生徒がいます。
給食を免除して貰った私は、給食準備が終わってから食べれる時は持参したお弁当を食べ、食べれない日はみんなが食べた頃を見計らって生徒の元へ行きました。
美味しかったんだろうな!と思ったら…
早く詰め込み過ぎて、牛乳を早飲みした挙句…リバースしてしまう生徒がやたら多かったのです。
給食を食べる速度が遅い生徒は表情が暗くなっていき…午後になると更に顔色が悪くなり…部活になると更に具合悪そうになる…
話を聞いてみると
給食がつらいです…
という生徒はやたら多かったです。
私も見ていてそれは感じていました。大人で雇われている立場は給食ありなしか選択できますが…生徒はそれは不可能かつ、量も選べない。
全てがそんな学校ではないと思いますが、美味しい給食…泣いて食べる給食って本当に辛いと思う。
私が現役中学生でも、泣いて食べている方になると思います。
忙しい学校生活、給食くらい美味しく、楽しく、美味しく食べれる方がいいよね。
本当…ジェネレーションギャップってやつでした。
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