豆腐メンタルでも腐らずポケモンカードに打ち込む方法。【ポケカAdvent Calendar 13日目】
皆さんは豆腐メンタルという言葉をご存知でしょうか?
豆腐メンタルとは
だそうです。
かく言う僕も自他共に認める「豆腐メンタル」の持ち主でして、重度のプレッシャーが常についてまわり対戦中は極度の緊張状態に追い込まれるポケモンカードと、2年弱向き合った結果大分改善してきたと思っています。(多分気のせい。)
なので今回は『豆腐メンタルでも腐らずポケモンカードに打ち込む方法』をテーマにnote書いていきます。
メンタルに自信がないよって人とか、僕と同じタイプの人間だよって人は、もしかしたら参考になるやも知れませんので続きも読んでみてください。
また専門的に心理学を学んだわけでは無く、独自で考えて実施していたことなので、専門的な部分では物足りない内容だと思います。
あらかじめご了承ください。
というわけで、どうもソラ(@sky_pokemoncard)と申します。
今回はポケカアドベントカレンダーという企画に参加しておりましてそちらの記事となります。
ポケカアドベントカレンダーとは
12月1日から25日のクリスマスまで、ポケカに関係あったりなかったりする記事を日替わりで色々な人が書いて投稿するという企画でして、自分の記事なんかより数倍おもろい記事が既に何個も出ており、凄いところに参加してしまったなーのお気持ちです。
詳細はこちらから。
ここから他の記事も読めるので是非読んでみてください!!
昨日担当の野村さんの記事がこちらです!!
本題に移る前にそもそもお前誰やねんって人もいるかと思うので、以前書いた自己紹介記事を貼っておきます。
よろしければ読んでみてください。
それではいざいざ本題へどうぞ!!
▼豆腐メンタルとポケカの関係性
そもそもの話。
豆腐メンタルだとポケモンカードにおいて不利なのかという点について話していきます。
結論からいうと大会・競技シーンで勝つという点においては『不利』だと自分は思っています。
友達や仲間内で遊んだりする分には、気心知れた相手との対戦なので緊張なんてしませんが、大会となれば話は別です。
対戦相手は基本的には初対面の相手となり、大会独特の雰囲気・迫る制限時間なども相まって緊張・焦り・不安などの色々な感情が渦巻きとんでもない精神状態です。
メンタルが人に与える影響は大きく、スポーツ心理学という言葉もある通り、体とメンタルは密接に関係しています。
わかりやすい例だと過度な緊張や焦りによるプレイミスや手の震え・盤面の見逃し、不安や迷いによる長考などポケカの大会に出れば誰もが経験しますよね。
自分も初めて出たジムバトルは小学生相手に震える手でポケカをし、初めてのシティリーグは過度の緊張で吐きそうになりながら出場していました。
今思い出しても吐きそうです。
メンタルが雑魚雑魚だと人間は練習していたことでも本番で実践できず、実力を100%発揮できないどころか、練習時ではありえないミスを連発するなんてこともあります。
そのショックで立ち直れず、落ち込みその後練習に身が入らないなんてことになれば、悪循環以外の何者でもありません。
また緊張すると呼吸が浅くなり、浅い呼吸は更なる緊張につながり悪循環となるようです。
このようにポケカの大会・競技シーンにおいてはメンタルが強いに越したことはなく、豆腐メンタルの改善こそが勝利へと繋がると自分は考えます。
まぁ大した実績もない自分が言っても説得力ないんですけどねー。
それでは次に豆腐メンタルの特徴を見ていきます。
▼豆腐メンタルの特徴
豆腐メンタルis何?については冒頭で説明しましたが、精神的に弱い人と言っても様々です。
ではどんな特徴があるのか見ていきましょう。
あるある、、ですよね〜。
分かるよ!分かる!うんうん!、と頷いているそこのあなた。
自分たちは同志だ。仲良くしよう!!
ですが特徴と言っても全てが当てはまるわけではないかと思います。
自分の場合、該当していないものを消していくとこんな感じです。
線で消した部分については、学生時代にやっていた接客のアルバイトにより半強制的に改善させられましたが、それ以外は恐ろしく当てはまります。見ていて辛くなったほどに、、
ではその豆腐メンタルを克服するまでにやったことをつらつら書いていきます。
▼自信を持つ為に
豆腐メンタルの特徴に「自信を持てない」というのがありましたが、自分も同じくです。
どれだけ練習しても自分に自信が持てず、毎試合毎試合分岐のたびに迷っては、中途半端なプレイングから分岐を間違えての負けも多かったです。
なので自信の根拠となるものを探し設定することで、自分に自信が持てなくてもポケカをしている時だけは、自信持つことができるよう働きかけました。
一つ目の根拠はデッキにしました。
自分が大会に持ち込むデッキは自分一人で組み上げたものでは無く、練習する仲間と一緒に組み上げたものです。
いつもポケカを教えてもらっている仲間の意見が入ったデッキなら信じられたし絶対強い!!と自信を持って大会に持ち込むことが出来ました。
二つ目の根拠に練習量を設定しました。
毎月60戦以上対戦する事を月目標として1年半以上継続して行う事で、自分の対戦経験値を自信の根拠にしました。
大会前は大会後に悔いが残らないよう多い時は月に150戦以上対戦し、あれだけ練習したんだから絶対大丈夫!!と自分に言い聞かせました。
自分に自信が持てないのはすぐに改善できないので、他の要因を自信の根拠にして一時的に改善することにしました。
自分を信じられないのであれば、これまでの経験や他のものを信じれば良いのです。
▼ルーティンの設定
ルーティンとは決まった所作・動作を繰り返すことで、日課とも言い換えることができます。
近年だと芸能人のモーニングルーティンなどが話題になりましたね。
スポーツの場面だと打席でのイチロー選手のモーションなどが有名だと思いますが、一連の決まった動作を行う事で集中力を高めたり、緊張がほぐれてメンタルをリセットする効果があるようです。
実践してみるまで、自分も半信半疑でしたが意外と効果はあったように思います。
まず一連の動作を決めるわけですが、これは人それぞれ合うものがあると思うので、人のものを真似するというより、自分に合うものを色々やりながら模索するのが良いかと思います。
自分の場合は比較的簡単なもので、自分の気持ちがスーーーーッと落ち着くものを何個か試して、
・ジャンケンの前に一度伸びをして深呼吸。
・対戦後に手を洗う。
この2つに落ちつきました。
このノートのために調べるまで知りませんでしたが、伸びには呼吸筋ストレッチという呼吸を穏やかにし落ち着かせる効果があるようで、図らずも落ち着く動きを自分が選択していたことに驚きでした。
その他肩を回すなどの簡単なストレッチも効果的なようです。
対戦前の、どのタイミングにしようかと考えた時、自分のペースというか流れみたいなものを作りたかったので、通常山のカットが終わりすぐジャンケンとなりますが、対戦相手に許可をもらい伸びをすることで物理的に流れを切りつつ、落ち着くことができるこのタイミングを選びました。
対戦後に手を洗うというのは自宅でリモートポケカをしている時、負けが混んだ後の休憩で家事の皿洗いをしていたところなんとなくスッキリしたのが始まりです。
体質的に緊張すると手汗が出るのでそれを洗い流せて気持ちよかったのかは分かりませんが、なんとなくで続けるようにしていくと手を洗いながら先ほどの試合を振り返るようになり、試合後の高まった感情がスーーーーッと落ち着いて「あの場面は攻撃的に出れて良かった」や、「あの場面のあのプレイは間違えだった」など冷静に試合後の盤面を振り返ることが出来るようになりました。
あとこれは願掛けみたいなものですが、手を清める事で悪い流れや先ほどの負けを、水が洗い流してくれる気がして落ち着くことができたというのもあると思います。
ですが難点が一つありお手洗いが遠い会場だと対戦時間によっては使えないルーティンなので、その場合でも簡易的にできるよう携帯出来る使い捨てお絞りを持ち運ぶようにしています。
このように限定条件下でしか実施できないルーティンを選ぶと、手間が増え慣れないうちは逆効果になってしまうのでやめた方が良いかも知れません。
自分に合ったルーティンを設定することで、気持ちを落ち着かせメンタルをリセットできるようになっていきました。
初めのうちはルーティンをやることに気持ちが向いてしまって、逆に気持ちが乱れてしまうこともあったので、自分の中で落ち着けるかつ簡単な動作をルーティンに落とし込むのが良いかと思います。
▼自らを弱者だと思うこと
思うことと書きましたが、これは気持ちで思うというよりありのままの事実です。
時間は有限でポケカの練習時間と言っても限りがあるものなので、当然自分より前からポケカをやっている人に実力的に追いつくことは通常の場合ほぼ不可能と言っていいでしょう。
また対戦したり対戦を観る中で、このプレイヤーの思考速度には追いつけないと思わされるプレイヤーに直面することもあります。
何が言いたいのかと言うと「上には上がいる」と言うことです。
どれだけ成長してもどれだけ練習して上手くなったと思っていても、それは井の中の蛙でしかなく大海を知らない訳です。
要するに慢心する勘違い野郎にはなるなよってことです。
慢心することなく自分はまだまだと本心から思っていると、日々の練習ノルマに嫌気が差しても「自分は弱いんだから練習するか!!」と言う気持ちになります。
要するに日々の努力が苦にならず積極的に取り組むことができるわけです。
利点はもう一つあり、負けでいちいち落ち込まなくなります。
自分のプレイミスが原因で負けた場合は、自分のせいで負けているので死ぬほど反省しますが、落ち込む必要はありません。意味がないので。
プレイミスが無くゲームを順当にやって負けた場合、それは「仕方ない」と思うのが一番建設的でかつ尾を引きません。
そこで仕方ないと切り替える要因が弱者だからとなる訳です。
負け犬根性すぎないか?と思う人もいるかと思いますが、いざ仕方ない場面になってすぐに切り替えられますか?と言う話です。
「サイド落ちがなければ」「あそこであのカードを引けていたら」と、うだうだ考えても仕方の無いたらればを繰り返し、次の試合まで切り替えられず負けを引きずるなんて話もよくあります。
その状態は運負けなど関係無く、ただ単に自らの弱さを露呈しているだけです。
そんな時キッパリと、自分は弱いのだからこう言う負けもあるよな!!仕方ない!!ガハハ!!と思う事で自分を切り替えることができます。
▼運を受け止める
落ち込む負けとなった時「ポケモンカードが出来なかった」と口にするプレイヤーは多いかと思いますが、端的に言うと運の絡む負けや、事故負けが一番凹むという話です。
確かにそういうゲームはつまらないです。
ポケモンカードが出来なかったと嘆くのもわかります。
カードゲームなので運の上振れ下振れは存在し、実力通りの勝敗にならない場合も多いでしょう。
でも本当に運のみで負けた場合、それを気にしても何になるというんでしょうか。
構築が悪かったや運が絡むまでのプレイングであれば改善できますが、運のみが要因ならどうしようもありません。
自分ぐらいのメンタル弱者となると、運でいちいち一喜一憂して凹んでいては大会中に絶命します。
皆さんよく生きていて偉いと思います。
逆に運の良い日というのも、ポケカをやっていたら実感する人も多いのではないでしょうか?
今日は引きたい時に引きたいカードが来てくれる、ジャンケンに勝つ、不利マッチに当たらない、相手がプレイミスをするなど、今日は勝てそうだ!!みたいな日がありますよね。
その運はあなたが掴み取ったものだと思うといいでしょう。
急に宗教の勧誘みたいになってしまいましたが違います。
これは運が良いから勝てるほどポケモンカードは甘くないという話で、日々研鑽し、運が良い日に練習の成果を100%発揮し、正しいプレイングを行ったからこそ、引き込んだ運ということです。
運が良い日でもプレイミスをすれば、勝ちを逃し負けるのがポケモンカードです。
運の良い日に勝ちを逃さないために、日々練習をしているのだと自分は思います。
頑張っていればきっと良いことがあります。
ポケカに真摯に取り組みましょう。
▼noteでの言語化
これは最近積極的に取り組んでいることです。
頑張って書くとまぐれで沢山のいいねを貰っただけの、承認欲求モンスターが生まれてしまう可能性があるので注意しましょう。
ぼっち・ざ・ろっく!は置いといて、自分の思考を言語化し発信する行為は、脳内の情報を整理することにもなり非常に有益です。
自分の為にnoteを書いていると言っても過言ではありません。
noteを書いていくと構築やプレイングの中にある「なぜ」が浮き彫りになります。
現環境を見て「なぜ」このカードを採用したのか、この対面は「なぜ」この盤面に注意してプレイングしなければならないのか。
使っている構築・プレイングの一つ一つに理由付けがなされていき、自分の中で不明瞭で曖昧な部分が無くなっていきます。
勉強を教える時と同じで誰かに物事を伝える時、自分もそのことを理解する必要があるとともに、相手にもわかるような説明をしなければなりません。
このように「相手に伝える」という行為を挟むことで、思考が噛み砕かれ自らの理解度も増すと思っています。
デッキの理解度が上がると、自ずとプレイングも自信を持って出来る様になっていきます。
また自らで言語化したものは忘れにくく、実際のプレイ中に思考をクリアにします。
なぜならもう既にnoteでまとめたことだから。
なので結果を出している出していないに関係なく、環境把握やデッキ・プレイング精度向上の為に、構築段階からnoteを書くことをおすすめします。
ついでにいっぱい反応を貰えると自己肯定感が上がるのでお得です。
▼勝ちや結果を意識しない
これは最近少しだけできるようになったことで、メンタル改善のゴールだと自分は思っています。
でもポケカを勝つためにやっているのに、勝ちを意識しないって矛盾していますよね。
そこで登場するのが運です。
運の項でも触れましたが、ポケモンカードは運の絡む競技です。
つまり。負ける時は負けるゲームです。
どんなに頑張って練習していようが、どんなに優れたプレイング技巧があったとしても負ける時は負けるのです。
天下のヨネダタクヤ様ですら0-3する可能性があるゲームなのです。
そう考えると少しは気持ちがスッキリしませんか?
勝ちを意識すると勝ちは逃げていきます。
勝ちたいという思いや闘争心はモチベーションにもなるため重要ですが、それが強すぎると緊張やプレッシャーに変わります。
勝ちたい、勝たなきゃ、負けたくない。
そんな気持ちで自分を縛り付けてはもったいないです。
最初にも話しましたよね。
緊張、プレッシャーに弱いのは誰ですか?
そう。豆腐メンタルの自分です。
大会・競技シーンでは周りの人から自分のプレイングを見られることもあります。
配信卓に映ればYouTubeを通して全世界に発信される訳です。
そんなこと考えるだけ心停止しそうです。
これまでの何倍以上ものプレッシャーが自分に襲いかかる訳です。
コメント欄なんぞ見た日には卒倒します。
対戦相手も本気で世界大会を狙う気迫ある選手ばかりですので、プレッシャーや圧も相当なものになります。
そんなメンタル大渋滞の中、勝ちたい気持ちでさらに自分を追い込んでしまったら、勝てるもの勝てなくなってしまいます。
負けても死ぬ訳じゃありません。
次の大会があるんです。
明日ポケモンカードが終わるわけでもありません。
勝ったらラッキー、負けたら仕方ないくらいに思っておけば良いのです。
この意識でメンタルをコントロールし、日々研鑽を重ねれば、そのうち運が向いてきて案外勝てちゃったりするものです。
何が言いたいのかというと、メンタルが弱くてもポケモンカードを楽しみましょう!!ってことです。
▼終わりに
ここまで読んでいただきありがとうございました。
自分が最後の文を言えるようになるまで成長していたことに気がつき若干の感動すら覚えています。
最近でこそ少しは勝てるようになってきましたが、ポケカを始めて負けが混み辛い時期は沢山ありました。
負けるとなんで負けるんだ、どうすれば勝てるのか、あーでもないこーでもないと悩む日々でした。
ポケカを楽しむ余裕なんて無く、負けるとただただ悔しかったです。
練習仲間にも沢山迷惑をかけたと思います。
性格的にtier1の強いデッキを使うタイプと言うよりは、好きなポケモンで勝ちたい!!を目指すプレイヤーの為なおさら辛く、デッキの所為なのかもと思うこともありました。
そんな中でも支えてくれる仲間のおかげで、ここまでメンタルを向上させることができたとも思っています。
練習仲間に巡り会えていない人も、まずは勇気を出して仲間を見つける所から、スタートしてみても良いと思います。
最後に今後のポケカアドベントカレンダーについてのお知らせです。
ポケカアドベントカレンダーは25日まで続きます。
明日の記事はジョニーさんの
「友人に好きなポケモンを聞いたら地獄を見た話」
です!!
そちらの記事もよろしくお願いします!!
それではこの辺で筆を置こうと思います。
この企画を立ててくれたいちょーさん、企画に誘ってくれたLukeさん。
ありがとうございました!!
また来年も是非参加したい企画でした。
それではまた次の記事で会いましょう!!
ここまで読んでいただきありがとうございました!!