そら

SFC4年生。ディズニーをこよなく愛する。演劇とは中学の時からの腐れ縁。

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SFC4年生。ディズニーをこよなく愛する。演劇とは中学の時からの腐れ縁。

マガジン

  • 反復かつ連続

    • 25本

    舞台は「劇場」でも「Zoom」でもなく、「家」!20代前半の若者たちが、とある一軒家から一人芝居を配信上演。その制作過程を記録していきます。現実と物語を融合させ「家の記憶」と「家族の気配」を創造します。|演目▶︎柴幸男(ままごと)脚本『反復かつ連続』|配信日▶︎3/26(金)~3/28(日)全6ステージ

  • ミュージカルサークルEM試作公演記

    • 14本

    舞台を立てれなくても演劇を打てるのか?学生演劇は続くのか?慶應義塾大学SFCのミュージカルサークルEMの、オンラインでの演劇形態への模索を記録します。

最近の記事

終演して...

 配信演劇『反復かつ連続』が終演してから10日が経とうとしています。私は社会人となり、毎日鬼のように働いている日々です。ほんの数日前まで実家暮らしの遊び呆けた(そして演劇に全力投球していた)大学生だったのに、急に(金欠のため)弁当を作ってその他の家事を全部こなしながら1日12時間近く働く一人暮らし社畜OLになっているのですから、人間は強制的に変わっていく、否、変えられてしまうものなのかもしれません笑  さて、実は私まだ終演した実感がありません。配信演劇はお客さんが可視化され

    • 演劇は人を繋ぐんだな...

      本番まで1週間を切った。 役者である先輩と私は、数日前から舞台となる一軒家に泊まり込みさせて頂いている。 泊まり込みをするんだ、と友達に伝えると「楽しそう!」とか「青春だね!」とか言われたけれど、実際の生活はまるで修行僧のようだ。朝起きた瞬間からマスクをし、食事も別々、お風呂は湯船に入れずうたも歌えない。感染症対策をしながらの共同生活は想像以上に過酷だった。 とうの演劇の方もなかなか上手くいかない。 一人っ子の私は家族の中の姉妹感というものをだすのにとても苦労している。家族

      • 初挑戦

        今回の演劇はとある一軒家からの配信だ。 3月は1ヶ月間丸々そのお家をお借りし、そこで稽古を行っている。 感染症対策ということもあり、毎日車で片道1.5時間ほどかけて通っている。 劇場でも自宅でもないところで演劇をするのは初挑戦だ。因みに稽古場まで車で通うのも初挑戦(笑) そして一番大きな初挑戦、それは一人芝居だ。 今回の脚本が描き出すのはとある家族の朝の1シーン。役者はその中で、6人の家族を全て1人で演じる。 まず、1人で複数の役を作っていくのはそもそもとても骨が折れる

        • 私はこの春...

          私はこの春、社会人になる。 先輩たちのように、3月はヨーロッパに卒業旅行に行きたかったし、みんなで袴を着て卒業式に出たかったし、そして何より、サークルの仲間と卒業公演を打ちたかった。 しかし、そんな風に思い描いた夢も虚しく、卒論に追われている間には二度目の緊急事態宣言が発令されていた。私が半生を捧げてきた演劇は、もう二度とできないのかな、そう思うとやるせなかった。絶望の中、なんとか卒論を提出し終えた私に声をかけてくれたのは、半年先に卒業していたサークルの先輩だった。なんと

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        記事

          EM試作公演②『マリオネット』終演挨拶

          こんにちは。 先日生配信でお届けしたEM試作公演第2弾『マリオネット』にて作・演出を務めたそらです。 ご観劇いただいた皆様、応援してくださった皆様に改めて御礼申し上げます。 本当にありがとうございます。 さて、今回の劇を上演するまでにあたってのことは、1ステ始まる直前に怒涛の勢いでまとめたこちらのnoteに書かせていただいたのですが、今一度、試作公演第1弾上演時と比較することで、変化していった私の心情とオンライン演劇界の流れについてまとめられればと思います。 前回公演の『

          EM試作公演②『マリオネット』終演挨拶

          EM試作公演第2弾『マリオネット』上演します!

          お久しぶりです。そらです。 前回、学生団体初のオンライン演劇の作・演出をしてから一ヶ月。 皆様いかがお過ごしでしょうか。 ちょうどその時、とある団体のオンライン演劇の一部がTwitterに流れ、大変にバズっていたのを思い出します。 そしてその後も新たにオンライン演劇をうつ団体がいくつも立ち上がり続けた5月。 特に柄本明を中心とした4人の俳優陣が新たに旗揚げた劇団年一や、三谷幸喜原作の舞台を朗読する『12人の優しい日本人を読む会』は大きな反響を呼びました。 そんな中私たちはと

          EM試作公演第2弾『マリオネット』上演します!

          演劇の本質を考えてみる

          こんにちは。この度、所属するミュージカルサークルEMでオンライン公演を打つ運びとなったそらです。詳しくはこちら。 オンライン演劇とは、物理的な劇場が存在しない演劇。役者はそれぞれのビデオ電話の画面の中だけで演技をする。観客は好きな場所で好きなように観劇をできる。完全リモート。 今回の記事では、ここ数日で思案した(ツッコミどころの余地は大いに残っている極めて暫定的な)私なりの演劇論を語っていこうと思う。これはある種の個人的な哲学であり、根拠は私の主観に依るところが大きいこと

          演劇の本質を考えてみる

          そうだ オンライン演劇 打とう。

          この記事は、某CMの「そうだ、京都に行こう」くらいのノリでオンライン演劇プロジェクトを始めた演劇好きの学生が、その奥深さに気づいていく様を語ったものです。 自己紹介私はミュージカルサークルEMに所属しているごくありふれた学生だ。 演劇とは中学の部活で出会って以来、かれこれ10年目の付き合いになる。 最初は小学生の学芸会で主役(パコと魔法の絵本の偏屈爺さん大貫役だった懐かしい)が楽しい。 中高では、自己表現できる演技って楽しい、演劇はチームプレイ、いかに他人と信頼関係を結ん

          そうだ オンライン演劇 打とう。