がんになり。ちょっとレベルアップしたかな
漠然と、自分は祖父母や両親のように自然と歳をとり年相応に白髪になり、いつしか耳や目も不自由になりつつも、それでも平均寿命とされている年齢まで当然のように生きると思っていた。
いつか死ぬという終わりを想像することもなく。
30代後半で乳がんになり、告知された時は初めて自分にも「死」があることを感じた。
ただ、この時はステージも初期で転移もなかったし、抗がん剤も使わずにすんだので正直、心はまったく命の危機とは遠いところにいた。
それから8年後。40代後半で今度は卵巣がん発覚。