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準備30点でも始めることに価値がある
4月にスタートしたPodcastが先日70回を超えて、再生回数もありがたいことに徐々に増えている彫金デザイナーでコーチのぐっちです。
先日、初回から聞き直したら自分の変化をひしひしと感じてやってよかったと改めて思ったので、その理由を書いてみたい。
Podcastを始めて起きた変化
1:オンラインでPCに向かって喋る抵抗がなくなった
私はいつもiPhoneの純正レコーダーに向かって一人で喋っている。最初は抵抗があったけど、徐々に普通になり、大きな独り言を喋っている状態。側から見るときっとなかなか奇妙。初期の方は、あたふたしていたけど、今は別に普通に喋っている。この独り言を普段からやっているせいか、ZOOMでWSのファシリをしたり、体験学習の講座をやる時、不思議とあまりドキドキしない。きっとこの独り言のおかげだと思う。
2:日常がネタの宝庫に変わった
基本的に収録は午前中にする。朝、子どもたちが保育園に行った後、掃除機をかけて洗濯物を干しながらテーマは何にしようか考えている。夕食を作ったりお風呂掃除をしている時に、「このテーマ、今わたしホットだな!」と思ったら、スマホにメモる。それをチラホラみながら、掃除機をかけてネタが決まる。という具合なので、日常のフトしたことがネタになる。だからちょっと切ないことがあっても、もしやネタになる?と思うと、切なさが半分ぐらい回収された気持ちになる。とてもいい。
3:はじめましての出会いが増えた
こんな調子で、掃除機をかけながら感じた「今ホットな出来事」を10分程度喋くっている、なんの知識にもならないポッドキャスト。だけど、これきっかけでTwitterから出会いがあったり、ご連絡をいただくことがチラホラある。そんなこと、いままであるかい?ごくごく一般的などこにでもいる2児の母でコーチで彫金デザイナー。初めましてと声をかけてくださる方がいてくだるなんて、なんて嬉しいんだろう。初めましてもあれば、久しぶりの友人が私の日常の近況を知ってくださって、ふとしたLINEで「そういえば、ぐっち家手放すの?」みたいなホットな話を振ってくれる。なんてありがたいんだ。
4:自己受容感が高まる
これは大きい。前述の通り、どんな切ないこともネタに変わる。嬉しいことはもっと膨らむ。日々、自分自身のそのままの感情を録音しているようなものだから、それを時々自分で聞き直すと「あー私、あの時ああいう気持ちだった・・・よく乗り越えてここまできたな・・・」と、過去の自分におもいっきりのYESを出すことができる。
さらに、知らない人が何かをきっかけで聞いてくださって、いいじゃん!って言ってくれたりする。なにぶん本当に日常のことだから、日常生活の中の君のアンテナ、いいじゃん!って言ってもらっているようなものだ。
これを自己受容感が高まると言わずなんて言う。
5:挑戦へのハードルが下がった
これ、もしかしたら一番のメリットかもしれない。ちょうど一年前。私は会社に所属して、産休育休中の身だった。だから「自分の名前を表に出すなんて会社に迷惑をかける可能性があるので、無許可でそんなことやっちゃいけない」と思って、実名で自分の身の回りに起きた話をするなんて考えたこともなかった。やってみたいな〜とは思ったけど、「いやいや、やったらやばいでしょ?人事から怒られるよ。」と思って、”絶対やっちゃいけないこと”だった。それがいろんなきっかけで退職してフリーランスになったら、あら?何してもいいじゃん!むしろどんどんやりたいことやっていいじゃん!だれに迷惑かけるわけでもないじゃん!と、翼が生えたように飛びはじめて、密かに憧れていたポッドキャストに手を出した。
本来、お調子者の新しいもの好き気質だったけど、長く会社員で押さえ込んでいたものがパッカーンと飛び出すきっかけとなったのが、ポッドキャスト。このスタートをきっかけとして、やってみたいなーと思っていたことは、とりあえず手を出す、という無計画極まりない行動をしている。まさに翼が生えたように、「やっちゃいけないだろう」と思っていたことに、「え?なんでやっちゃいけなんだっけ?楽しいかもしれないじゃん!何か起こるかもしれないじゃん!」と期待が強くなって軽々いけるようになった。そんなことを体験させたのがポッドキャストだと思う。
100点満点じゃなくていい。30点でもはじめたらいい。
こんな調子だから、ポッドキャストの準備なんて30点どころか10点ぐらいの見切り発車だった。今までだったら、流石にもうちょっと準備を重ねて、100点とまでは言えなくても、70点ぐらいになって大丈夫!きっと大丈夫!ミスなくいける!ってならないと飛び出さなかったけど、30点に届かなくても始めてみるとこれぐらい面白いことがあった。
今もし何かをやってみようかな。と迷って踏み出せない方がいたら、ふと考えてみてほしい。それをやってみて、即起こる最悪な出来事はなんだろう?
もしそれが、逮捕だったり、信頼崩壊だったり、身の危険だったら、即やめましょう。別の方法を考えましょう。
もし、「ちょっと笑われる」「あいつアホだな、って言われる」「なにやってんの?いい歳して。」みたいな、どこか顔の見えない人に言われてそう、っていうレベルだったら、出発してみていいと思う。きっと、5人くらいは確かにバカにしてるかもしれない。30人くらいは、面白いじゃん!って言ってくれて、65人くらいはなんとも思ってない。ちなみに、5人の高みの見物に笑われても、必死でガムシャラな方がマシじゃない?と思ったりもする。※心が強気な時に限る…
私はポッドキャストを始めたことで、そんなことを体感した気がする。
ということで、
私、youtubeやってみました(笑)
壮大な前振りのようになってしまったけど、まさに準備30点で、始めてしまった。1年前の私が聞いたら、いや、一年前どころか2ヶ月前すら思っていなかったYoutube。この話はまた今度。
とにかく、準備は30点でも、十分見切り発車しても首は飛んでいかないということ。いのち短し、飛べよ大人だ。
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