
甘えん坊は自然なことなのね
2歳の長女、おねいちゃんになって3週間。
母、色々戸惑ってます。
戸惑って、失敗したお話をひとつ。
娘はご飯をよく食べます。
イヤイヤと赤ちゃん返りの盛りなので、
ご飯以外のものをなかなか食べてくれない。
2ヶ月前はまだ食べてくれたのに。。。
育ち盛り。ご飯と味噌汁と、大好物のミカンやイチゴだけでは
成長が心配。
なんとかちゃんと食べて欲しい。
困った私は作戦を考えました。
1)作戦
・おじいちゃんおばあちゃんがいると楽しくて遊んでしまう
▶︎一人で集中して食べてもらおう!
・強い口調で言ったら、「はい」と言って割と聞いてくれる
▶︎栄養バランスが心配だから、本人のためを思って強く言ってみよう
この秘策をもとに、なんとか食事をとってもらおう!
2)初日やったこと
この秘策を受けて、私が何をやったかというと・・・。
1)今まで、おじいちゃんとおばあちゃんと、ママと本人と
4人でワイワイいいながら食べていた食事をやめて、
一人で集中して食べてもらうために、
おじいちゃんとおばあちゃんは、長女のご飯時間になると2階の別室に移動。本人を一人ぼっちにする。
2)ママが横にいると、おしゃべりして食事に集中せず遊び出すので、洗い物をしたり、洗濯物を畳んだり、あまり気にかけないようにする。
そして、「ちゃんと全部食べた?」とちょっと強めに確認する。
完食していなかったら、「ちゃんと全部ぴっかぴかーにしてね!」
※ぴっかぴかー = お皿がピカピカに綺麗になった = 完食の意
と口酸っぱくいう。
3)初日どうなったか
初日。この作戦で、見事綺麗に完食しました!苦手だった野菜も、ハンバーグに混ぜ込んで、ケチャップをかけて、
食べたくない〜といいつつ、なんだかんだと完食してくれました!
嬉しかった!
全部食べてくれた!!
この方法で明日もやれば、きっと栄養は大丈夫!
もう心配いらない!!
ただ・・・・本人が全く楽しそうではない。
ぴっかぴか〜の後、めちゃくちゃホメホメして、
よかった!すごいね!全部食べたね〜!!!おばちゃんたちに見せようね!と、ホメホメしまくったのですが、
食後にいつも食べたがるミカンもせがまず、元気がなくて笑顔が少ない。
眠たいのかな?と思いつつ、ちょっと心配になったのですが、ちゃんと食べてくれたことが嬉しくて、その後寝かしつけ。
4)2日目 日中の様子
今までにないくらい、イヤイヤ!!いや!が多くて、手を焼きました。
妹ちゃんを抱っこして授乳してると、
妹ちゃんはおばあちゃんにわたして!ママだっこして!!
いやいやいやいや!!
とにかく機嫌が悪い。というか落ちつかない。
妹ちゃんと授乳していると、邪魔!とまでは言わないまでも
席を代わってくださいとばかりに不機嫌になる。
ますます扱いにくいというか、てこずるようになって困ったなぁと思いつつ、まあ日常が過ぎていきました。
5)2日目夜 大失敗
今日も昨日に引き続き、ひとりで集中ご飯大作戦決行!
今日は割と好きな鶏肉の唐揚げ。
でもイヤイヤ!食べたくない!いらない!と。
辛い!とか、食べたくない!とか不満炸裂です。
それでも、
「食べてください〜!」
「おじいちゃんたち、ぴっかぴかーにしたら帰ってくるよ」
といいながら、私は洗い物。
長女、切ない声で泣きながら、いらない〜!と。
それでもぴっかぴかーにしてください。ちゃんと栄養とってください〜という私。
・・・
激しく嫌がり、寂しそうでひとりぼっちで
食べたくないという食事を摂らせてる・・・
あれ、私なんでここまでやってるだっけ?
こんなにひとりぼっちに、嫌がりながら無理やり食べさせて、そうまでする必要ってあるの?
まだ2歳。しっかりしてるけど、まだ2歳。
そんな小さな子を一人にさせて食べさせて。そうまでする必要あるの?
辛くてたまらなくて、2階にいる両親のもとにいって、
もう私、何が正しいかわからないよ〜辛いよう〜
ここまでして食べさせないといけないの?
と私も号泣。
1階のリビングでは長女が独りぼっちで大泣き。
2階では、母親の私がパニックで大泣き。
孫ちゃん大好きな、おばあちゃん(私の母親)が、
私がいってくるね!と、長女のもとにおりていってくれて、
一人ぼっちで食事を前に大泣きしている娘をみて
おばあちゃんも号泣。
「こんなことしちゃいけなかったね。ごめんね。ごめんね。
もう食べなくていいよ。好きなもの食べよう。ヨーグルト食べようね。りんごさんたべようね。好きなもの食べようね。ごめんね」
しばらくして我を取り戻した私も、妹ちゃんをおじいちゃんに預けて
1階の二人のもとに。
涙でぐすぐすしながら、大好きなイチゴのベビーダノンを食べて
その横で、おばあちゃんが涙目で頭をよしよししていました。
6)反省につぐ反省
その姿をみて、私は
なんてひどいことをしてしまったんだ!
こんなふうにして食べさせても、それは食事じゃない!餌みたいだ・・・
食事じゃない、餌だ・・・
このことがショックで、本人の栄養のため、成長のため、と思ってやったことでしたが、
その結果は、全然楽しそうでも美味しそうでもなく、ただ栄養を摂らせるだけのものになっていて、
長女の素敵な、いつもニコニコしながら、いろんなおしゃべりをして
みんなと楽しくなんだかんだいいながら、ご飯を食べる姿ではなく、
一人で孤独におしゃべるする相手もおらず、食べたくない!と思ったものを、大好きだったママが、笑顔なく短調な顔で食べなさい!という、最悪な時間になってしまっていました。
本人のためといいながら、親のためだった、私がちゃんと栄養をとってくれて大丈夫!という安心を得たいだけのエゴだった!と気づかされました。
大泣きしながら、長女にごめんねごめんね!と謝って、
もう二度とこんなひどいことはしない!
今まで通り楽しくおしゃべりしながらみんなでご飯を食べようね!
食べたくないものは一旦食べなくていい。
いつもニコニコちゃんでいてください。
本当にごめんね。
2日だけの最悪夕食。もう二度とこんな無理強いはしない。本人の気持ちを無視して、縛りつけるようなことはしない!と心に刻みました・・・。
良かれと思って、これが本当に大きな間違いだったと猛省です。
7)翌日からの変化
大反省の夜の寝かしつけは、甘えが足りなかったようで、
ずっとだっこをリクエストしていました。
私はその抱っこリクエストを「ママチャージ」と呼んでいますが、
妊娠して、お腹が大きくなってきて、帰省して、出産して退院するまで。
徐々に徐々に、このママチャージ時間をとっていなかったと反省しました。
抱っこして!と言われても、
ごめんね、お腹痛くて抱っこできないの。ごめんね、いまおっぱい中だからちょっと待ってね。ごめんね、いま手が離せないから少し待ってて!!
こんなことばっかり言って、2人育児に少々パニクって、やってはダメ、とわかっていたつもりが、おねいちゃんなんだから少し待ってて!みたいな対応があって気がします。
本人からしてみたら、好きでおねいちゃんになったわけじゃないし、ママの愛情を2年半たっぷり独占してきたのに、急に、優先順位が下がって、挙げ句の果てに、食事中に急に厳しくなって、めちゃくちゃ辛いことが起こってましたよね。
2人目ができたら、新生児はとにかくお腹一杯にして、オムツを綺麗にして、寝かせとけばいいから、1人目をしっかり可愛がれ!!
何度も聞いてはいた話でしたが、実際は色んなことが重なってできていませんでした。
この酷い食事タイムは、結局2回だけで、その後は、多少の好き嫌いは構わない!好きなものだけ食べてもいいから、ニコニコさんで楽しそうに食べていればそれでオッケー!をルールに変更。
すると不思議なもので、ちょくちょくママにつられて、納豆やらホッケやら、食べなかったものを自分から食べるようになりました。時々ですが笑
この辺のことは、コーチング的には、NCRW "People are Naturally creative, resourceful, and Whole." =「人はもともと創造力と才知にあふれ、欠けるところのない存在である」というスタンス。なんて言ったりしますがそれはまた今度。
8)まとめ
2歳半。言葉も分かるし、大人顔負けな言葉を使ったりもするけど、まだ生まれてたったの2年半でした!
新型コロナウイルスのステイホームもあって、
・毎日ニコニコ楽しく過ごすこと・好き嫌いはいつか治ると信じること・本人の人格を尊重して無理強いしない、嫌なことはしないこと・食事は楽しく笑顔溢れる中で食べるからこその栄養もあること
このことの大切さを気づかされました。
本人のためを思って。
全然本人は願ってなくて、親のエゴでした。
むだまだ2人育児始まったばかり。長女とのはじめてのこんなやり取りでした。
いまは極力、抱っこに応える、ママチャージをしっかりするを心がけ中です!
この本ご存知の方も多いのでは?!古参の猫ちゃんの心情が、長男長女の気持ちを反映させていて、心がキューンとなります。娘も大好きな絵本です。
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