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綺麗事だけじゃない転職活動

前回の記事を書いてから、気づいたら10ヶ月が過ぎた。当時は転職活動の真っ最中だった。

しばらくの間noteを放置してしまっていたので、誰も覚えていないと思うが、この間に何があったのか記録しておこうと思う。

結論から言うと、私は転職活動を辞め、当時とは違う部署に異動させてもらうことができた。

長くなりそうなので、今回は転職活動を辞める決断に至るまでの経緯をまとめようと思う。
新卒4年目での転職活動だったが、同年代で転職を検討している方は、よくありがちな、現実的な情報として読んでほしい。

キラキラ転職成功ストーリーじゃなくてごめんなさい。

そもそも転職活動を始めたきっかけは、不本意な人事異動だった。会社員の宿命といえども、前々からやりたくないと言っていたポジションへの異動だった。実際しばらくやってみて、仕事を通り越して人生そのものに絶望した。(笑)

鳴り止まない電話と止まらないメール。溢れかえる通常業務。世の会社員にとっては普通なのかもしれないが、とにかく精神的に辛かった。

最初は異動を取り決めた上司を恨んでみたりもしたが、そもそも「あの部署でもやっていけるだろう」という誤解を周りに与えてしまうくらい、平気なフリをして仕事をしてきてしまった私の責任だと思った。

元々余裕なんかなく、精一杯だったのだが。

自分なりに頑張って働いたご褒美が、余計にハードな部署への異動だったので、本当にショックだった。でも、自業自得である。会社員とはそういうものだ。

これまでの人生、平気なフリをするのが一種の美徳だった。そのツケが回ってきただけの話だ。

そして、大袈裟ではなく
「死ぬか会社を辞めるか」という極端な二択しか考えられなくなった。

そして、「死ぬよりは強引にでも会社を辞めよう」という考えに至り、転職活動をすることにした。

面接はそれなりに好調だったのだが、色々な会社について調べれば調べるほど、「結局転職してもまた似たような不満がでるだろう」と思い、最後まで踏み切ることができなかった。

私が転職を躊躇ったのは、給与と残業について、納得できる会社に出会うことができなかったからだ。

固定残業代40時間というのは割と普通だったし、それを避けると一気に選択肢が減った。
やりたい仕事を探そうとすると、給与は年200万近く減るものばかりだった。

今回の転職活動では、転職エージェントに加えて有料のコーチングサービスを利用したりもしたが、いずれも「やりたいこと重視」のアドバイスが目立った。

もちろんやりたい仕事に就けるに越したことはないのだが、新卒4年目風情が未経験で応募できる求人は、はっきり言って相当薄給だ。若手が転職活動をする場合、現実的なこととして覚悟しなければいけない。

当時の私は「残業は少なめで給与はそれなりにもらえる会社」という、幻想でしかない会社を探していた。
厳密に言うと存在はしているのだが、新卒以外で入社する難易度が高すぎるため、中途入社は現実的ではない。

もちろん、世の中には段階的に転職を重ね、最終的に希望の給料、希望の職種を目指していく方法もあるし、本当に素晴らしい光るものがある人であれば、思い通りの転職ができるのかもしれない。

ただ、私のように「普通の若手社員が普通に転職しようとした」場合、こういった現実的な壁が立ちはだかるということは、気に留めておいた方がいいのかもしれない。

転職活動をしたことで、現職の良い部分も悪い部分も改めて見つめ直すことができたし、また一つ経験値が増えたので、やってみて良かったと今では心から思う。

まとまりのない文章となってしまったが、転職活動中の話は大体こんな感じである。これ以降の投稿では、転職活動を辞めた後に起こったことについても書いていきたいと思う。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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