見出し画像

水たまりでジャンプ

先日降った雪もすっかり解けてしまい残ったのは、ドロドロの水たまり。子どもたちが好きなことは水たまりの中でジャンプすることだ。水がバシャバシャとはじける音、ぬちゃぬちゃする泥。ただただ、この感覚が楽しくてしょうがないようだ。この時、服が汚れ、長靴に水が入り洗濯が増える、汚い靴で家に入れば掃除が増えるなど、子どもたちは考えてはくれない。

この水たまりジャンプで思い出すのは、イギリスの子どもたちは必ず見るアニメ「ペッパ・ピッグ〜Peppa Pig」。うちの娘たちも1歳〜3歳ぐらいまで毎日のように見ていたお気に入りのアニメだ。主人公のこぶたの女の子・ペッパが大好きなのが、水たまりジャンプ。赤ちゃんだった娘たちは、ペッパから、泥水でジャンプするのが楽しいと言うことを学んでしまった。たぶん、イギリスの子ども全員が、この親は絶対に教えたくない遊びをペッパから習う。

「jumping up and down in muddy puddles」https://youtu.be/t7dTdE8Aqtw

下の娘から、「普通の大人は、子どもにこういう事をさせないんだよ」と言われた。もしかすると、「ぬれるから、汚れるからやめなさい!」というのが、大人の正解かもしれない。ただ、私が新米ママだった時に受講した子育て支援の授業で習った、「汚れる遊びのメリット〜The benefits of messy play」の事を覚えていて、まだ子どもたちを止められずにいるのだ。

汚れる遊び、例えば、水遊び、泥遊び、スライム、絵の具を使ったお絵かき。赤ちゃんの時に、これらをやらせると、水でベチャベチャ、泥まみれ、絵の具まみれときれいなままでは終われない。その反面、探究心や想像力の発展を促したり、自立心、集中力、コミュニケーションスキルがつくなどのメリットがあるという。きれい好き、潔癖症のお母さんたちが、口に何でも入れてしまう子どもを心配して、何もさせないでいるのも見たことがある。それはそれでいいが、いろんなことに恐怖心を持ってしまい、一人で挑戦したり、親の許可なく何かをする勇気が出ないという子どもになりかねないということのようだ。

うちの娘たちは、もう小さな赤ちゃんではないのだから、泥まみれになる水たまりジャンプは、そろそろ卒業かもしれない。そう思いつつも、まだこういう遊びが好きなのかと、ちょっと安心する気持ちある。

いいなと思ったら応援しよう!