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新型コロナ感染者の接触者になった娘の苦悩〜子どもの心のサポート

接触者の自己隔離(Self-isolation)ってどうやるの?

3月19金曜日、次女のクラスに新型コロナの感染者が出たので、娘は10日間の自己隔離(Self-isolation)が言い渡された。娘は、今のところ無症状。これからの隔離期間限定どう過ごせばようのだろう。

イギリスの国民保険サービス(NHS)によると、自己隔離の定理は、

❌学校に行ってはいけない
❌公共交通機関やタクシーに乗ってはいけない
❌外出の禁止〜食べ物や薬はオンラインで注文
❌お客さんを家に招いてはいけない
❌運動のための外出も禁止〜家の中や庭で運動

この隔離期間中に、高熱、咳、臭覚と味覚の喪失などの新型コロナ感染の症状が出た場合には、テストを受けなければならない。

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日本の厚生労働省のサイトでは以下の家庭内での注意点。

1.感染者と他の同居者の部屋を可能な限り分ける
2.感染者の世話をする人は、できるだけ限られた方(一人が望ましい)にする
3.できるだけ全員がマスクを使用する
4.小まめにうがい・手洗いをする
5.日中はできるだけ換気をする。
6.取っ手、ノブなどの共用する部分を消毒する
7.汚れたリネン、衣服を洗濯する
8.ゴミは密閉して捨てる

普段からやっている事ばかりだが、娘が無症状なだけに、一人だけ部屋に閉じこめておくようなことが一番難しい。そして、この状況を怖がる娘が私から離れたがらないし、姉妹はやはりいつも一緒に行動してしまう。家庭内での感染予防は本当に難しい。

感染者というレッテルと差別、いじめ

接触者認定を受けてからというもの、姉妹間で喧嘩ばかり。長女から「コロナウイルスを持ってるから近づくな」と、言われ続ける次女の気持ちは落ち込むばかり。こんな時にやさしくしならないのは姉妹間ならでは。いつものことだ。

今日、日本の家族とビデオトークした際、私の母でさえ孫に厳しい言葉を投げつけた。私を感染させたくない一心で、良かれと思ってのアドバイスだったが、まだ9歳の娘にはただ、感染者と決めつけられたうえ、厳しくいろいろ注意されて、責められたのがショックで悲しくて、泣き出してしまった。これが世に言う社会的スティグマ(Social Stigma)。いわゆるネガティブなレッテルを貼られることであるのかもしれない。

娘たちには日頃から「感染者いじめ」や「犯人探し」はしてはいけないと言っている。感染者は、感染したくてしたわけじゃないし、ウイルスを広めたいわけでもない。学校での「感染者いじめ」はこれから、隔離期間が終わって学校に戻った時、もっと問題になるかもしれない。家族でこの隔離をどのように話し合っているかにもよるだろう。うちの娘は、すでに自分が嫌な気持ちになっているのだから、感染者を責めることは絶対にしないと思う。

感染予防に失敗したというレッテル〜自分が悪いと責める娘

感染者との接触者になっただけで、こんな差別的な目で見られるんだと実感している娘。おばあちゃんから、「予防はきちんとしてたのか?」と厳しく言われたのがショックだった。「自分が悪かったから、感染しているかもしれない」と思ったのだ。もちろん、学校でも家でも、うがいと手洗いは徹底している。でも、感染したかもしれない。感染者と同じクラスだっただけなのに、責められることに、娘は困惑している。何はともあれ、感染者や接触者に「予防をきちんとしないから感染った」とダメ出しする人がいると言うことなのだ。

大切な人にうつすかもしれない恐怖

娘はおばあちゃんに「お母さんから離れなさい」と言われたことに一番ショックを受けた。無症状だけど、ウイルスに感染しているかもしれない恐怖。自分がとても「悪い存在」に思えてくるようだ。こんな状況がとても怖いからお母さんから離れたくない。でも、おばあちゃんに「離れなさい」と叱られた。もう、大混乱で泣くしかない。

とにかく、できる予防策を家庭内で続けていくのみ。感染していても、いなくても対応できるように準備していく。そして、心が落ち込んでる娘の気持ちに配慮して、なるべく楽しく隔離期間を過ごしたい

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