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reautnt
劉備玄徳と諸葛亮視点の『三国志』に初めて触れてみて
最近は移動時間やスキマ時間にkindleで
「三国志」の漫画を読む事が多い。
三国志に登場する人物の名前すら1人として挙げられなかった先月の僕は生まれて初めて
中国の歴史に興味を持った。
先月から毎日ちょこちょこ読み進め
ようやく今日500ページ程の上巻を読み終える事が出来た。
元々自分は漫画を読む人間でもなかったが
今回初めて漫画の面白さというものも体感出来たのでそれもまた嬉しかった。
三国志は3世紀頃の、
当時分離していた中国領域の3つの国同士が
大帝国"漢"に続く覇権を奪い合うまでの流れを描いたものである。
そして今回手に取った
『マンガ 三国志Ⅰ 劉備と諸葛孔明』はそのタイトル通り、劉備玄徳とその軍師(戦略指揮者)の諸葛孔明率いる"蜀"目線で描かれている作品だった。
彼らは立場上特に他の国曹操率いる"魏"と相反する姿勢をとっている為、この『三国志』ではどうしても曹操たちが元々の大帝国を脅かそうとするような"悪者"、"敵役"に見えてしまうのは仕方がない。
でも曹操たちは曹操たちで左翼的な考えの下
良き社会変革を目指しているだけなので
それぞれの視点からこの三国志という壮大な歴史を捉える必要があり、その分楽しみも増えるなという風にも思った。
今回みたく、一度その世界観にハマってしまうとどうしても先の話を放りっぱなしにはしていられなくなる。
そこから好奇心も疑問も自然と湧いてくるわけで、それが学ぶ事本来の楽しみだと今回改めて実感した。
曹操たちと対立して大帝国の秩序を守り抜こうとする劉備たちがこれからどのような物語を紡いでいってくれるのか、下巻にすごく期待を寄せている。