怠惰のすすめ
怠惰であることが直近の目標である。
仕事を投げ出すとか約束をすっぽかすとかではなくて、やらなきゃいけないことは済ませるのが前提。
どちらかというと心構えの問題かもしれない。
真面目で勤勉な人が、実はやらなくてもいいことを一生懸命やっていることがある。
そういう時に、実はこれやらなくてもいいんじゃないか?とか、もっと楽にやる方法があるのでは?(だって家帰って寝たいし)というのが私流の怠惰のあり方だ。
やらなくていいことを探す
では、具体的に何をしたらいいのか。
朝早起きをして卵とウィンナーを焼いて炊飯器から米をよそって朝ごはんを食べ、弁当を作って身支度をし、洗濯物を干してバッグにその日の荷物を詰めて家を出る。
一人暮らしの頃はそんな生活をしていた。
ただこの生活、やることやってるように見えてとても効率が悪い。
米を炊飯器に入れたけどスイッチ押してなかった!
濡れたままの洗濯物干してなかった!
そもそも今日着る服洗ってない!
急いで家を出たけど鍵かけたか忘れた!
…といった事故が挙げきれないほど起こる。そもそも、考えてもみてほしい。
朝飯を作る必要はあるか?
弁当を作る必要はあるか?
洗濯物を干す必要はあるか?
別にグラノーラに牛乳かけて朝飯にすればいいし、弁当が面倒なら完全食を持っていけばいい。洗濯物だってドラム式洗濯機にすればボタンひとつで乾燥までやってくれるし、勿論天気の心配もない。
…とまあ、思考量を減らすと身体的な動きも減るので、必然的にミスも減る。ついでに今日の仕事の段取りとか、帰ってきたら何しようとか、本当に必要なことにリソースを割けるようになる。
とにかく考えるのが面倒くさい
考えることは人間にしかできないけれど、考えることが多いほどミスをする。
本当に思考すべきは他にあるのに、家事や雑務で消費していては元も子もない。
不誠実で不真面目かもしれないが、なるべく一歩も動かず、少しでも思考せず、生きるのに必要最低限のことは手軽に済ませたい。
それでもって早く家帰って寝るなり絵を描くなりしていたい。
と毎日昼飯に完全食を啜りながら思うのである。