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プレーパーク日誌

こんばんは〜🍂

今日からプレーパークでの日々の出来事から色々書いていこうと思います。というか、自分の中で整理するためが大きな目的ですが。振り返りにも役に立てるのでいいかもなぁ〜と思いましてまして…はい。がんばります!( ̄^ ̄)ゞ

朝のこと。準備をしていると、すみません〜と年配の女性が丘の上まで上がって来られた。その手には壊れかけた幼児用のカートが。「これって、こちらのものではなかったですかぁ?」と。よく見てみるとどうやらうちのではなかった。それはおそらく柵から池へ捨てられたものだった。よく聞くと、これを拾ったのは私ではなく、ボランティアでゴミを拾っているひとだと言うので、お母さん(その年配女性)とその方のところへ向かった。行くとそこには、自転車に跨ったひとりの年配の男性がいた。その男性曰く、こういった悪いことをする人たちはいい大人でもいるんだよ。と、困った表情で嘆いていた。お母さんはご苦労様です。その方へ言っていた。優しい方たちだなぁとすぐにわかった。だから直ぐに打ち解けられた。そんなおふたりは、ここの公園事情などを説明してくれたり、地域のことや話は膨らんで日中関係のことまで沢山と色んなお話を聞かせてくれた。年配の方との世間話は新鮮で楽しかった。その後の別れ際には、お母さんがいつも孫がお世話になっています。とわざわざ頭を下げて挨拶をしてくださった。こちらこそです。と言って、今後もよろしくお願いいたします。と言ってお別れした。そして、その直ぐ後にお母さんがお孫さんと手を繋いでやって来てくれた。

ここから思い感じたことは、年配の方たちとこうやってお話できる時間も場所も中々身近にない上に少なくなっているよなぁと思った。ご近所同士でも話したことすらないなんてのもざらに聞く。でも、ほんとはものすごく大切なことなのに…。こうしてたわいも無い話や交流が出来る場所が地域にはもっときっと必要なんじゃないのかなぁと。子どもたちのためにもそんな地域であってほしい。お話ししたいお年寄りのひとは沢山いるだろうし、それを聞きたい若者のひともいるだろうに。だからこそ、こういった場所が日本のそこら中に増えていってほしいなぁと思った。

しばらくして、2組のお母さんがこちらへ向かってベビーカーを押しながらやって来た。ここってベビーカーもいいですかぁ?と聞かれ、大丈夫ですと言っていちばん坂が緩やかなとこ(と言ってもなかなかだが)を案内するとそこから上がってこられた。お母さん達は、最初は少し緊張気味だったがプレパの自然や外にあった遊び道具などのお陰か、プレパのチカラですぐにお母さん達は子どもをベビーカーから下ろして、さっそく遊ばせていた。ひとりのお母さんは、ご自身も自然豊かな幼稚園で育ったらしく、子どもの外遊びの大切さを身をもって知っており、子どもにも同じように色んな体験をさせてあげたいと思っていることを教えてくれた。そんなお母さんの想いが素敵に感じた。そして、子どもがやりたいようにさせてあげていた。ここではいいよ〜と。子どもも机の上に座ってじっと当たりを見たり、一歳なのにお母さんが離れていてもひとりでキャッキャと笑って色んなことをしていて驚いた。この歳の子に逞しいなぁと感じたのは初めてだった。そして、お母さんはコマ回しが上手で、ノリノリで私に教えてくれた。誰よりもお母さんは子どもよりも楽しそうにしていた。でも、そんな姿がいいなぁと思った。だって、大人が夢中になって楽しそうにしていたらもちろん子どもだって笑顔になるから。そんなお母さんは、プレパのことも沢山聞いてくれた。「そんなみんなにとっての居場所があるっていいよね〜」、「自分が子どもの時にこういう場所がほしかったなぁ〜」と言っていた。

そんなお母さんとの出来事から、やはり、プレーパークはみんなそれぞれに想いや目的があって、ひとりひとりにとっての居場所であるよなぁと、再認識できた。そして、人にプレパのことを伝えたり話すことは簡単じゃないなと思った。むしろ、めっちゃむずかしい…と。でも、自分から発信することはとても大事だなと。

午後からは、近隣の幼稚園や小学校や中学校の子たちとその保護者の方たちがやってくる。プレーパークの時間の中でいちばん人が賑わう時間である。子ども達は、半袖半ズボンや上半身裸で走り回っていたり、自分で木のハンマーや剣や盾を作っていたり、ひたすらハサミで紙を切っていたり、必死に大きなお兄ちゃんお姉ちゃんのマネをしていたり、年や性別隔てなくごちゃ混ぜで遊んでいたり、大人にひたすらみてみてアピールをしていたり、思いっきり転んで思いっきり泣いてたり、友達と全力でケンカしていたり、ずっと笑っていたり、ひとりで本を読んでいたり、火を起こして遊んでいたりと、まさに十人十色。そして、誰もねぇ遊んで〜!と言ってこない。釘刺ししよ!と誘われることはあるが、それも弱い私を知っていてコイツなら勝てるというのを知っていて勝ちたいから。むしろ、遊びを奪うなと言わんばかりに、みんなが今日もそれぞれが自由に各々のあそびを全力でやる。そんな様子から、『子どもは自ら遊んで育つ力をもっている』というガクさん(先輩プレイリーダー)の言葉が非常にしっくりときた。ほんとにその言葉の通りの景色が広がっていた。

これからもここで学んだり感じたり思ったりしたことや勉強したことは全部、自分のこととして自分の言葉で伝えていきたいという気持ちと伝えていかなければならないという気持ちの2つを持っている。そして、たとえそれは微力だとしても、自分のできることだと思っているから。今の自分のできることを精一杯やる。それでいいんだと思う。もう、今はあまり多くは望まない方がいい。そんな器用なタイプではないんだし。でも、この今できることを積み重ねていったその先に、子どもの権利が尊重される社会が広がるという未来があって、そしてさらにその先に、そんな社会が当たり前になるという未来がある。ってことは忘れずに信じてやっていきたい。と、今はそんな感じ。

おしまい

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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