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真清田神社(ますみだじんじゃ)

愛知県一宮市真清田1-2-1

【社格】
尾張国一宮
延喜式内社(名神大)
国幣中社
別表神社


【御祭神】
天火明命(あめのほあかりのみこと)

【御由緒】
神武天皇33年3月3日に当地で鎮祭されたのが始まりと伝えられています。
他にも崇神天皇年間に国常立尊を当地に奉斎したという説もあります。
社名の「ますみだ」は「真墨田」という用字も存在します。



⛩尾張一宮の謎
尾張国には延喜式内社の名神大社に列する神社が三社あり、真清田神社が一宮、大縣神社が二宮、熱田神宮が三宮です。
しかし、神階・格式からいえば、熱田神宮が最高位であり、長い間謎とされています。
尾張国府との距離関係とする説、東海道での京からの位置関係とする説など、古来諸説あります。


👤御祭神の謎
尾張氏の祖とされる火明命の雅称は「天照国照彦火明命」ですが、ほぼ同じ名前を持つ神がおられます。
物部氏の祖である「天照国照彦火明櫛玉饒速日尊」、通称「饒速日尊(にぎはやひのみこと)」です。
記紀によれば、天火明命は天忍穂耳命と高木神の娘の万幡豊秋津師比売命の間に生まれ、邇邇芸命の兄、又は父とされています。
『先代旧事本紀』は、饒速日命の別名で、同一神と記しますが、世代関係や活動地域からみて疑問視する説もあります。

何かと謎の多い神社さんですが、さすがは一宮だけあり、品格を感じる佇まいでした。
産業守護、国土開拓の御神徳があるそうで、たくさんの参拝者で賑わっていました。

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