大事なことは漫画から学んだ<賭博黙示録カイジ・ブルーピリオド・ARMS>編
こんにちは。
TOKYO BRANCH@SKwordです。
前回に引き続き、「好きな漫画を語る会」<後編>をお届けします。
<前編>の記事はコチラから。
◆参加メンバー(発表順):
早川(サービスデザイナー)
山岸(アートディレクター)
沢田(取締役COO)
福田(コンテンツディレクター)
中野(デザイナー/先月仲間入りした新メンバー)
村田(ディレクター)
◆後編で紹介するのはこの3作品
○福本伸行(著)『賭博黙示録カイジ』講談社
○山口つばさ(著)『ブルーピリオド』講談社
○皆川亮二(著)『ARMS』小学館
♯4 紹介者:福田
生死を賭けたギャンブル戦!:
福本伸行(著)『賭博黙示録カイジ』
○ ストーリー
友人の借金の保証人になったために多額の負債を抱えた主人公のカイジが、その借金を返済するために様々な危険なギャンブルに挑んでいく。元々はダメ人間だが、危機が迫った極限の状態に置かれると並外れた度胸と才能を発揮する。ギャンブルに挑みながら人間らしさを取り戻していく…という話。
○ 印象的なシーン
「人間競馬 鉄骨渡り」- 地上74mの高さに架けられた鉄骨を渡りきったら借金チャラ&賞金がもらえる、という生死を賭けたギャンブル。それを競馬に見立て、大金持ちたちが賭けて楽しむ、というとんでもない設定です。ここで繰り広げられるカイジたちの人間模様に引き込まれます。
○ 心に刺さった名言
カイジの宿敵、利根川による名言です。
「人は…仮になど生きていないし、仮に死ぬこともできぬ」
自分の人生の本番はまだ先なんだ、と先送りしているうちに人は老いて死ぬ、ということを死ぬ間際に気づく、とうことを言っています。「真に覚醒して生きているか」を問うこのセリフに私はハッとしました。普段自堕落に(?)生活をしている私もこのままでは死ぬ時に後悔することになる、やりたいことをやろう!と思いました。
そしてひとまず生活を阻害する時間つぶしのアプリを削除しました(笑)
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沢田:どこまで読んだのかな?と気になる。全巻読み切ってからの感想が聞いてみたい。
早川:この漫画を明るいトーンで話すギャップがおもしろい
村田:否定はしないけどおススメもしない(笑)限定じゃんけんはおもしろい。
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♯5 紹介者:中野
熱くて泣ける美大受験物語:
山口つばさ(著)『ブルーピリオド』
○ ストーリー
世渡り上手な努力型ヤンキーが絵を描く悦びに目覚める!という、絵を描かない人にも刺さる熱くて泣ける美大受験物語。成績優秀ながらどこか空虚な焦燥感を抱えて生きる主人公の高校生、矢口八虎が美しくも厳しい美術の世界へ身を投じていく…という話。
○ 気になる名言・シーン
●「美術は面白いですよ。自分に素直な人ほど強い。文字じゃない言語だから」
●「『好きなことは趣味でいい』これは大人の発想だと思いますよ」
夢を追いかけ続けていることだけが「美しいこと」ではありませんが、夢を追いかけ希望を持つことに後ろ指をさされていいわけでもありません。歳を重ねるにつれ自分をおさえつけることを「わきまえる」ことへすり替えてきた大人の、心理に突き刺さる場面です。
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福田:青春ものはいいですよね。
山岸:さっそく2巻読みました。主人公のキャラが気に入った。
早川:好きだったんだけど、途中でつらすぎて2巻くらい寝かせてある。
後半の「チャラついたやつがこっちに入ってくるな」はつらい。
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♯6 紹介者:村田
多くの漫画家に影響を与えた作品:
皆川亮二(著)『ARMS』
○ ストーリー
平和な日常を送っていた高校生、高槻涼が、なぞの転校生がきっかけでどんでもない事件に巻き込まれていく。実は右腕に兵器が埋め込まれていて、それを狙う組織と戦ったり、その組織に潜入したり。同じように兵器を埋め込まれた仲間たちと共に戦い、仕組まれていたことに気づいていく、、、という話。
○ 好きなポイント
● 圧倒的ストーリー
→上記ストーリー紹介を見てもらうとわかる通り、圧倒的なストーリー展開で引き込まれます。
● 圧倒的臨場感
→壮大なイメージを想像させるコマ割りなど、画力がすごいんです
● 圧倒的中二病
→思春期特有の、行き場のない欲望を満たす要素が満載です。
○ 好きなキャラクター
「巴武士」という、目立たないけど優しい彼に自分を投影しながら作品に没頭していました。彼は小心者で攻撃力は高くないけど、能力を生かして大活躍するんです。
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動きがあるコマ割りもいい。
沢田:自分がひろうと両親のクローズアップ。お母さんがかっこいい。
中野:画力がすごい、見れば見るほど。
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ちょっと長くなってしまいましたが「好きな漫画を語る会」はここまでです。第2弾、第3弾もやってみたくなりました。気になる漫画作品があったら、手に取ってみてはいかがでしょうか。
最後までお読みくださりありがとうございました。
(記事監修:TBバックオフィスチーム 岡田伸子)
「想いはある。まずはその整理から」という
ご相談も多くいただいています。
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