東山魁夷展 感想
東山魁夷展@国立新美術館
http://kaii2018.exhn.jp
学生の時に18切符で瀬戸内を巡った時に、東山魁夷美術館(せとうち美術館)に訪れたのがきっかけで東山魁夷の絵が好きになった。
真夏のひとり旅で、暑さにバテながらも、冷房の効いた美術館で見た東山魁夷の絵の清澄な佇まいが印象深かった。
9年経って東山魁夷の展示を見たところ、やはりまた感動した。
休日に山などを訪れてその雰囲気に甚く感動しても、写真に撮るとなんか違う、と感じることがよくあるが、東山魁夷の絵はその色彩や空気感を見事に定着させていて、絵画が死なない理由の一つがこれだなと感じた。
その色彩や空気感は観者である私たちの記憶に潜在的にあるからか、絵の画角に関係なく没入することができ、それだけでインスタレーションのようだった。