テーマ型ETFってどんなのがある?
テーマ型ETFをご存知でしょうか?文字通り何らかのテーマに焦点を当てたETFを指しますが、ここ数年この商品が徐々に充実してきております。
従来のETFは日経平均株価への連動を目指すETFであったり、NYダウへの連動を目的としたりなど、特定の株価指数を参照するタイプや大型株、中型株、小型株ETFなど会社の規模(時価総額)を元に分類して対象とするETF、または業種別(通信、銀行、運輸などなど)が主だったかと思います。
先日久しぶりにテーマ型ETFを検索しましたら、新たな切り口に焦点を当てたETFが多く誕生していました。例えば、クラウドコンピューティングに焦点を当てたETF、フィンテックETF、ビデオゲーム&EスポーツETF、サイバーセキュリティETF、クリーンエネルギーETF、在宅勤務ETFなどがあります。
例えば、TVゲーム自体の魅力、そしてインターネット環境の世界的な充実、コロナ禍という後押しもあり、今後Eスポーツ業界が発展し、関連する企業が恩恵を受けると考えても、実際にどの企業が勝ち組になるのか?はなかなか予想しずらいかと思います。
また在宅勤務はコロナ後でも一定程度残ると想定し、ビデオ会議システム提供企業やサイバーセキュリティ企業、クラウド企業、電子署名サービス提供企業が在宅勤務の恩恵を受けると想定しましても、どの企業がシェアを高めていく、ひいては株価が最も上昇するかは、その業界に精通している人であっても、なかなか将来性を見通せないかと思います。よって多くの人にとって費用対効果でてっとり早いのはテーマ性を含んだETFを購入する事かと思っております。
また上記以外のテーマとしては、教育ETFや大麻ETF、EコマースETF、自動運転ETF、リチウム電池&バッテリーETF、ミレニアル世代ETF、データセンターETFなども米ドル建てで購入が可能です。
S&P500に連動するETFを購入しつつも、特定のテーマに関心があり、成長性を期待する方においては、テーマ性ETFも検討先かと思料しております。
一方で特定のETFにおいては、設定間もなかったり、残高(規模感)が少額という場合もありますし、またテーマ自体が一過性のブームで長らく廃れてしまうリスクもありますので、その点には十分に御留意ください。