見出し画像

クリーニング店経営者は在宅勤務ETFを購入すべし?

コロナ禍において、飲食業やホテル業、観光業従事者など、多くの人が経済的な影響を受けています。業種によっては政府や都道府県などから支援を受けられますが、クリーニング店はその対象外となっていると聞きます。

一方で政府は「自助、共助、公助」という言葉を使い、まずは自助を求めています。クリーニング店の店主としては、割引料金を適応するとか、エリアを拡大してビラを配る等のアイディアがあるかもしれません。

しかし一方で、もし私がクリーニング店の店主であれば、本業を補完する性質のある金融商品を購入する事で「自助」の一つにする事を考えます。

まずコロナ禍においてクリーニング店の経営が苦しくなるのは、在宅勤務が広がることでワイシャツやスーツ等の着る機会が減少し、その結果クリーニングを利用する機会が減る事にあります。ある意味「在宅勤務は目の敵」であり、これが続く限りは元通りの経営に戻る事が至難の業と想像されます。

であるならば、コロナが想像以上に持続した場合、またはコロナ後でも在宅勤務が定着してしまう事による収入減のヘッジとして、私であれば、在宅勤務ETFを購入します。

在宅勤務ETFはその名の通り、在宅勤務が継続する事によって恩恵を受けるであろう企業の株式を複数銘柄内包したETFです。

このETFを購入する事で、本業の収入減を一部下支えする事が出来ると思いますし、ETF自体はサイバーセキュリティ企業やクラウド企業、ビデオ通話サービス提供企業、オンライン署名企業などの複数の企業の上場株式が組み込まれておりますので、一銘柄に賭けるようなリスクが軽減出来ます。

どの企業の株式を購入したら良いか分からないし、その目利きも無い、調べる時間も無いという方においては利便性があります。またETFは日次で売買されていますので、追加で購入する事も、直ぐに売却して現金化する事も容易です。

「クリーニング店→在宅勤務ETF」や「郊外の駅前個人商店街→イオンモールやアマゾン」のような感じで、自分が属する業種がどのようなリスクに弱いかを分析し、その対応策としてどのような株式を購入することで、本業のマイナスを軽減出来るか?という視点で投資を始めてみるのも一案かと思います。

サラリーマンの方においてもボーナス減や固定給の削減、失業などの事態が起こり得る時代です。上記のような視点で会社や業界を捉え、危機に対応した金融ポートフォリオ作りを進めてみてはいかがでしょうか?



いいなと思ったら応援しよう!