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リモートワークを初めて1.5か月が経ち得られた気づき

ジャズバンド「Saga Trio」のリーダーの嵯峨です。普段は大手IT企業でエンジニアをやっています。

アルバムをリリースしたり
http://www.ultra-vybe.co.jp/post/SAGA-0001.html
MSPの基盤を開発しています
https://www.wantedly.com/companies/softbank/post_articles/191523

弊社は3月からリモートワークに移行した。
1か月半リモートワークをやってみて気づいたことがあるので書いてみます。

僕は開発に集中したかった
世間話とか雑談とかが入ってくるのが嫌で、1分でも早く仕事を終わらせて音楽を作りたい。リモートなら仕事を始める数分前まで練習ができ、仕事が終われば即音楽ができると思っていた。でも実際はそう簡単ではないと気づいた。

(1)リモートは、滅茶苦茶疲れる。
誰も邪魔をされない環境でひたすら自分の業務に没頭できて、生産性がガンガン上がった。連絡もチャットを強いられコミュニケーションが高速化された。業務の密度は明らかに向上し、生産性は向上した。でも僕の体力には限りがある。単位時間当たりの体力の消費が激しく、最初の数日は仕事が終わるとぐったりして、何もできなかった。

チームの定例でそれを話すと、真面目な人たちは皆バテていた。皆頑張りすぎないように気を付けようとチームに声掛けし、適度に席を外したりして集中しすぎないようにした。結果、定時まで体力が持つようになった。

(2)自室が綺麗になる
僕たちはあまりカメラを会議で使わないが、たまに使いたがる人がいる時は合わせる。その時にお洒落な部屋を見せたい見栄が部屋を綺麗にする。

(3)コミュニケーションは意識次第
この前別チームの方と初顔合わせなミーティング(声しか聴いていないが)があった。こういうケースはちょっと心配していたが、全く問題なかった。顔を見ないでも言葉と文字で伝わる。ただ、事象を正確に伝える能力のない方は苦労している(=苦労させている)ように見える。日本語をうまく使えない人がリモートワークをしだしたら地獄になると思う。

(4)生活費が削減される
食料品を買いに行く時しか外に出ず、家の周りの店は全てPayPay対応なので、PayPayですべてが賄える生活になった。昼飯が安く、ヘルシーなものを食べられるようになったのはとても嬉しい。PayPayで見る限り私の仕事中の飲食費は月間25000くらい。財布をどこに置いたかはもう思い出せない。最後に財布を使ったのは3月だろう。

(5)なくなった通勤時間の有効活用
業務開始5分前くらいまでピアノを練習したり、曲を作っている。昼休みも曲をMIXしている。仕事が終わったら即音楽編集ソフトを開いて曲を作り出す。短いLofi Hiphopなら毎日アップできる程度に時間を確保できるようになった。

(6)仕事時間で勉強しづらい
前まで業務に関係ある書籍なら仕事中に読んで勉強していた。けど日報ができて分単位で業務内容を報告する運用になったから書籍を読んでいましたと書くのが少し、気が引けるのだ。オライリーの本をいくつか買って読みたいのだけどまだ一度も開いていない。来週あたり堂々と日報に「読書」と書いてみて、上長の反応を見てみてもよいかもしれない。

結論:リモートワークは最高
ただ、超疲れる。僕は時間外関係ない給与体系だから気にせず定時で引き揚げればいいけど、時間外手当をある程度当てにしているグレードの社員さんは大変だろう。リモートでの一時間は会社での2時間分くらい疲れる。立場によってリモートワークの賛否は分かれるだろう。
僕はずっとリモートワークでいい。
コロナは収束してほしい。アルバムのレコーディングができないから。
しかし、リモートワーク生活は続いてほしい。これを機会に働き方がもっと柔軟になってくれたら良いのだけど。