サイドスリップ調整とは?
新人整備士の闇です!
第27回の今回はサイドスリップについて書いていきたいと思います。
〈サイドスリップって何?〉
サイドスリップとは、ハンドルをまっすぐにした状態で直進した時に、どれだけ横にずれるかの値です。車検時に検査され、1メートル進んでプラスマイナス5mmの値に収まっていれば合格です。
これは、道路運送車両の保安基準の細目を定める告示により定められており、車検時に検査が必要な項目となっています。
車のタイヤは進行方向に対して厳密にまっすぐになっているとは限らず、直進性を高めるためなどの理由でわずかに角度が付けられています。この角度を、トー角(トゥ角)と呼びます。
両タイヤの角度が内側を向いている状態をトーイン、外側を向いている状態をトーアウトと呼びます。トーインはプラス(+3mmなど)で表示され、トーアウトはマイナス(-3mmなど)で表示されます。mm単位で表示するのは日本国内での表示方法で、国外では角度で表示されており、国外製の測定器の場合は角度での読み方をします。
このトー角は、左右が同じ角度になっていなければ、ハンドルをまっすぐにした時に直進しません。サイドスリップ検査をして問題があるようなら、主にこのトー角を調整する事になります。この角度を、トー角(トゥ角)と呼びます。
両タイヤの角度が内側を向いている状態をトーイン、外側を向いている状態をトーアウトと呼びます。トーインはプラス(+3mmなど)で表示され、トーアウトはマイナス(-3mmなど)で表示されます。
mm単位で表示するのは日本国内での表示方法で、国外では角度で表示されており、国外製の測定器の場合は角度での読み方をします。
このトー角は、左右が同じ角度になっていなければ、ハンドルをまっすぐにした時に直進しません。サイドスリップ検査をして問題があるようなら、主にこのトー角を調整する事になります。
〈サイドスリップに関連する用語〉
サイドスリップにはさまざまな要因がからんできます。主にホイール周りの調整具合が関係してきますが、それぞれの用語をまとめました。
・ホイールアラインメント
車のタイヤには、ステアリングの操作性や直進性の向上などのためにさまざまな角度が付けられています。
それらの状態をホイールアラインメントと言い、適正な状態に調整する事をホイールアラインメント調整と言います。
・キャンバー角
車を正面から見た時の、タイヤの角度です。ハの字に広がっている状態をネガティブキャンバー、逆ハの字に広がっている状態をポジティブキャンバーと呼びます。
コーナリングの性能向上、ハンドル操作の負担軽減、荷重変化への対応などの影響があります。
・トー角
車を上から見た時の、タイヤの角度です。タイヤの前端が内側に向いた角度をトーイン、外側に向いた角度のものをトーアウトと呼びます。
直進安定性、横滑り量の低減、ステアリング特性の確保などに影響します。サイドスリップで調整されるのは主にこのトー角です。
・キャスター角
車を横から見た時の、操舵輪のキングピン軸の傾きの事です。車の前輪(操舵輪)にはステアリング機構がついており、ハンドルを切った時に車輪が回転する中心となる軸を形成しています。
この軸をキングピン軸といい、キングピン軸の傾きをキャスター角と言います。
最近の車ではボールジョイントでつながっている部分を結んだ線がこれにあたります。
操縦安定性や操舵力特性に影響します。
今回はサイドスリップについて話させていただきました。
ぜひまた見に来てください!