車の傷消し自分でやる時のポイント!初心者でも分かる対処法を徹底紹介!
3級整備士の闇です!
第119回の今回は車の傷消しについて書いていきたいと思います。
〈初めての傷消し!傷の状況に合わせた方法は?〉
ボディやバンパーが凹んでしまうほどの酷い傷は難しくても、小さい傷や少し塗装が剥がれたくらいの傷であれば、自分で修復したいと思う方も少なくないはず。
小傷の修復には大きく2つのポイントがあります。
①どんな傷かを見極めること
②傷に合わせた修復方法を行うこと
では車の傷の状態別に、ボディの傷の消し方をご紹介します。
〈薄い傷の消し方〉(水で濡らすと消える)
・コンパウンドがおすすめ!
洗車傷やドアノブ付近につきやすい薄い傷。パッと見はそれほど目立たないけど、車に近づくと分かるボディの表面に付いた細かい傷は、コンパウンドで磨くだけで目立ちにくくできます。コンパウンドで修復できる傷の目安は、水で濡らすと見えなくなるような傷です。
傷を埋めるのではなく、傷の周辺を削って目立たなくします。
【方法①】 コンパウンドで磨く
・コンパウンドを使うときのポイント
コンパウンドには、粗目、細目、極細のように粒子の大きさで種類が分かれています。粗目は粒子が大きく下地処理に使われ、細目や極細はキズ取りや艶出しに使われます。車のボディに付いた傷の状態に合わせて、使うコンパウンドの粒子を選ぶことが大切です。初めてコンパウンドを使う方は極細などの粒子の小さいものから試してみるのがおすすめです。基本的には粗さの違うコンパウンドを組み合わせて使いますが、その際はコンパウンドごとに1つずつスポンジを準備します。それぞれコンパウンドの粒子別に磨くスポンジを使い分けましょう。
・傷消しの手順(一例)
ボディ表面についた砂埃などの汚れを洗い流し、水分をしっかり拭き取ります。
砂埃などの汚れがついているとボディに傷をつくる原因になります。傷に合わせて選んだコンパウンドをスポンジに付け、直線的に動かし傷周りを磨きます。コンパウンドが複数セットになっている場合は傷の状態に合わせて、粗い目から細目への順で磨きます。
※液体コンパウンドは使用前によく振って使います。
※コンパウンドの粗さを変えるときは、同時にスポンジやタオルも交換します。磨き終えたら清潔で柔らかい布でコンパウンドをやさしく拭き取ります。
【方法②】 ワックスで艶出し
ボディ表面の細かい傷を補修する傷消しワックスもあります。傷消しワックスにも研磨剤入りと、研磨剤なしのタイプがあり、研磨剤入りは強くこするとボディの塗装を傷める原因になるので力の入れ過ぎに注意が必要です。黒や白専用などボディカラーによっても種類がわかれているタイプがあるので、自分の車のボディカラーに見合うワックスを選びましょう。
・気をつけていても細かい傷がつきやすい箇所
鍵やカバンを当ててしまいがちなドアノブまわりや、飛び石や駐車場などで傷がつきやすいドアミラーカバーは知らぬ間に小傷が増える場所。小さい傷でも放置していると塗装剥がれやサビの原因になることも。早めの処置が大切です。
表面の細かいすり傷程度なら、簡単にボディの傷の補修はできますが、本格的にきれいに傷を消したい場合は、プロに依頼するのがおすすめ。
〈線傷やひっかき傷の消し方〉
(水に濡らしても消えない)
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