整備士あるあると、え?こんなことあるの?
新人整備士の闇です!
第26回の今回は整備士あるあるについて書いていきたいと思います。
自動車整備をやっているといろいろなできごとがあります。
ここからは、自動車整備士の あるある できごとと、え?
といったトラブルを実体験をもとにお話ししていきます。
まずは、自動車整備士 あるある から
エンジンオイル交換時にオイルのドレンコックを付けないでオイルを入れてしまった
車検などの車でジャッキアップをして作業をしている場合には、エンジンオイルを抜いている間に他の箇所の整備をしていることが多いです。
しばらくしてからエンジンオイルを入れる時に、ドレンコックを付け忘れているのに気づかずオイルを入れてしまうことがあります。
それでいくらオイルを入れてもいっこうにレベルゲージにさわらないので、こんなにオイルが入るのはおかしいな~と思って下を見るとオイルが廃油入れからあふれていて、その時点でドレンコックが付いていないことに気がついたということもあります。
窓を開けたまま自動洗車機に入れて車内が水浸し
洗車機に入れる時には運転席の窓は確実に閉めるのですが、後ろの席の窓がほんの少し開いていると気がつかない時もあります。
サイドバイザーなどが付いている車は窓が少ししか開いてないと外からみた時には気づきません。
洗車が終わって室内が濡れていて始めて気づくこともあります。
整備車両の下で仕事をしているふりをして寝台で寝ている
ジャッキアップした車の整備を寝台を使って下回りを整備していると、はたから見たのでは何をしているかわからない時があります。
それをいいことにたまに寝台で寝ている輩もいます。
そんな時はそっと近づいていって、ワッ !と言って脅かしてあげます。
きっとびっくりしてあわてることでしょう。
引き取り納車時にコンビニや自動販売機でジュースを買って飲んでいる
自動車整備士は生産工場などの仕事に比べると案外と自由な面が多いです。
車の引き取り納車などは社長の目も届かないので好き勝手にできるので、何をしていても会社にはわかりません。
自動車整備士の良いところは仕事中でもこういったことができる点です。
唯一の楽しみでしょうか。
可愛い女の子が車で入ってくるとすぐにいらっしゃいませと言って出ていく人がいる
可愛い女の子が来れば整備士に限らず誰もが気になるところです。
普段はお客様が来ても知らないふりしている人に限って可愛い女の子が来た時に出て行くものです。
部品交換の作業で古い部品を新品と間違って取り付けてしまい、あわてて付け直す
部品交換の時に外した古い部品があまり汚れていなくてきれいだった場合に、新品の部品を一緒のところに置いてしまうと、間違って古い部品を付けてしまうこともありますので古い部品を外したら何か印を付けておいたほうがいいかもしれませんね。
さんざん捜した異音の原因がコーヒーの空き缶だった
お客様が何か後ろの下のほうから走行中にカンカンといった異音がするなどと言ってきて、下回りを一生懸命に点検してみたが、原因が見当たらずなにげなく室内の後ろを振り返って見てみたら、後ろの席の足下にコーヒーの空き缶が転がっていて、それがシートレールにあたって音がしていた。
室内では音がガラスなどで反響して、実際に音が出ているところと違う場所から聞こえる場合もあります。
室内で聞こえる異音はあらゆる箇所を疑ってみることが必要です。
タイヤ交換で回転方向が指定されているタイヤの向きを逆に付けてしまった
タイヤには回転方向が指定されて矢印がマークされているものもあります。
タイヤ交換を急いでやっている時などそのマークを見落としてしまう場合もあります。
交換し終わってから気がつくこともあるので注意しましょう。
隣のリフトで上がっている車の外れているタイヤを間違って付けてしまった
車検整備などでタイヤを外した車が隣にあって、自分が作業している車のタイヤのすぐそばにあると間違って隣の車のタイヤを付けてしまったなんてこともあります。
外したタイヤはなるべく隣の作業中の車のそばには置かないほうがいいですね。
給料明細をみるたびに、はあ~とがっくりしてため息をつく
自動車整備士の給料は一般的に他の職種に比べて少ないと言われています。
そして、毎年の給料が上がるなんてこともまずないです。
毎月同じ給料明細をみながらため息をつくなんてことはざらにあります。
近年自動車整備士になる人が減ってきています。
自動車整備士を辞めて他の職種に転職する人も増えてきています。
理由はやはり給料の面が大きいのではないでしょうか。
特に個人経営の民間整備工場はその傾向が大きく、整備業界はそのへんのところをもっと真剣に向き合っていく必要があるのではないかと思っています。
スナップオンなどの高級な工具を買うと廻りの整備士に自慢しまくる
高級な工具を買うと整備士は自慢したがるものです。
まわりの整備士の反応をみて優越感にひたるのがくせになっている整備士もいます。
人はブランド物を持つと他人に自慢したがるというのは自動車整備士であっても同じということですね。
エンジンがかからない車の故障診断をしていたら、結局はガス欠だった
人は先入観を持って仕事をすると思わぬミスをしてしまいます。
自動車整備士も同じで、ベテランほど先入観を持ってしまいます。
まさか、ガス欠くらいはお客様も自分で気づくだろうという先入観を持ってしまい、他の原因を探ってしまいがちなので、車の故障探求は先入観をすべて捨て去ることが大切なことです。
今回は整備士あるあるについて話させていただきました。
ぜひまた見に来てください!
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