車の故障で多いものは?対処方法や修理の流れについて解説
3級整備士の闇です!
第151回の今回は車の故障で多いものについて書いていきたいと思います。
〈車の故障かなと思う兆候とは〉
・車から異音がする
車はエンジンをかけたアイドリング状態の時、ハンドルを切る時、ブレーキを踏む時など、様々な状況下で異音がすることがあります。
具体的に異音には、「キーキー」のような何かが擦れている音や「カタカタ」のような何かが外れている音などがあります。
異音は部品が不具合を起こしているサインでもあるので、もし普段と違う音が車からする際には、車屋さんで点検をしてもらいましょう!
・車から焦げ臭いニオイがする
車のパーツは、エンジンがかかっている間は、常に高温にさらされています。まれにエンジンをかけた際に、焦げ臭いニオイや排気ガス臭い時がありますが、これも車の故障かもしれません。
配線やマフラーなどの部品の異常が考えられるので、こちらも大きい故障に繋がる前に、早めにプロに点検をしてもらいましょう!
・車のチェックランプ(警告灯)が点灯する
車のメーターには、チェックランプ(警告灯)という車の異常を知らせるランプがあります。チェックランプには2種類あり、黄色(橙色)と赤色のランプがあります。
黄色(橙色)は「速やかに点検をする必要がある」ことを知らせていて、赤色は「即座に車を停車させる必要がある」ことを教えてくれています。
チェックランプが点灯したら、色を確認して速やかに車屋さんに対処をしてもらいましょう!
〈車の故障で多いものは?〉
車の故障は異音や異臭のような、前兆があることは分かりました。車の故障には症状によって、故障箇所が見えてくるものもあります。
一般的にどのような故障が多いかを知ることで、事前に予防をすることも可能です。
国土交通省では、毎年「路上故障車両の実態調査結果」を公表しているので、その資料をもとに見ていきます。
・順位部位発生率主な故障状況
1タイヤ32.1%
パンク、バースト
空気圧不足
2バッテリー29.7%
過放電
破損、劣化
端子部接続不良
液不足
3オルタネーター4.9%
ブラシ不良
レギュレータ不良
ダイオード不良
コイル断線
4冷却水1.8%
不足、水漏れ
汚れ
凍結
5クラッチ1.3%
すべり
オイル漏れ
ワイヤ(リンク)不良
切れ不良
〈車が故障してしまった際の対処方法〉
・日中なら車屋さんへ連絡する
車が故障してしまった際は、日中であれば日頃メンテナンスを依頼している車屋さんへ連絡をするようにしましょう。
車屋さんによっては、自社でロードサービスを完備していたり、すぐに対応をしてくれる店舗もあるので、安心して任せることが出来ます。
またその後の修理の段取りが、スムーズに出来るというメリットもあります。
・保険会社のカスタマーセンターへ連絡する
夜間など車屋さんが営業時間外の際には、ユーザーが加入している保険会社のカスタマーセンターへ連絡をするのがおすすめです。
自動車保険には、一般的にロードサービスが付帯で付いているので、保険会社へ連絡をすることでロードサービスの手配をしてもらえます。
指定の車屋さんがなければ、保険会社で修理工場を手配をしてくれるというメリットもあります。
〈車の故障修理の流れ〉
車の故障時の対応が分かれば一安心ですが、修理の流れについても知っておく必要があります。ここでは車の故障修理の流れについて紹介していきます。
・車が修理工場へ入庫(必要によっては代車を出す)
・症状の確認
・修理の提案
・修理をしてお返し
おおまかにはこのような流れとなります。修理工場では、無料で代車を出してくれるお店もあるので、車が無くて困るという心配はありません。
また修理の提案も作業をする前に、事前にユーザーへ確認をとってからの修理となるので安心してください。
もし修理費用が高額になる場合には、乗り換えや廃車の相談も出来る車屋さんを選ぶと話がスムーズに進むので、故障修理をするお店は選ぶようにしましょう!
〈車の故障修理はどこでする?〉
・ディーラー
メーカーの正規販売代理店のディーラーでは、扱っているメーカーの知識については一番詳しいお店です。したがって故障修理も熟知しているので、安心して任せることが出来ます。
また修理費用が高額の際に、乗り換えや廃車の相談もしやすいです。しかし修理費用は高額となりやすいので、覚えておきましょう!
・整備工場
整備工場では、整備に特化したサービスを行っているので、故障修理も安心して任せることが出来ます。オールメーカーの取り扱いがあり、修理費用も安く済みます。
しかし整備工場では、代車のサービスが無い場合もあるので、修理を依頼する際には事前に整備工場へ確認を取るようにしましょう!
〈車の故障の予防方法〉
・1ヶ月に1回はセルフチェックをする
車の故障で多いのは、タイヤとバッテリーでした。タイヤはパンクやバーストのトラブルが多いので、1ヶ月に1回は空気圧の調整をして、タイヤの状態を確認しましょう。
タイヤの空気圧はガソリンスタンドなどで調整出来るので、自分でも出来るメンテナンスの一つです。
またバッテリーも上がりやすい状況を防止するために、ライトのつけっぱなしや車を動かさない期間が長いことがないように、日頃から注意をしていきましょう。
・車屋さんで半年に1回は点検をする
車屋さんでは、半年に1回はユーザーに対してメンテナンスの案内をしているところがほとんどです。
この半年に1回の定期的な点検やオイル交換をすることで、車の故障を未然に防ぐことが出来ます。車はやはりプロの整備士に点検をしてもらい、トラブルを未然に防止することが大切です!
今回は車の故障で多いものについて話させていただきました。
ぜひまた見に来てください!
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