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オートレベリング機能とは?役割や見積もりの必要性まとめ

3級整備士の闇です!
第72回の今回はオートレベリングについて書いていきたいと思います。

オートレベリング機能とは、ヘッドライトの照射軸を自動的に調整してくれる機能。HID・LEDヘッドライトには搭載義務があり、見積もりでオートレベリング機能のないHID・LEDヘッドライトを選ぶことはできない。オートレベライザーについての役割などをまとめ。

〈オートレベリング機能とは?意味や機能まとめ〉

車の見積もりをとる時に、ヘッドライトの項目で見かける「オートレベリング」という機能がありますが、これは本当に必要なものなのでしょうか?もし、見積もりから外せるなら少しでも見積額が安くなるかもと思ったこともあるでしょう。

オートレベリング機能の意味や必要性、見積もりから外れるのかどうか、オートレベライザーの疑問についてまとめましたので、チェックしてみてください。

〈オートレベリング機能とは、照射軸を自動調整する機能のこと〉

オートレベリング機能とは、ヘッドライトの照射軸を自動的に調整してくれる機能です。ヘッドライトのロービームが照らす中心位置のことを照射軸と言い、照射軸の位置が高すぎると、ロービームでも対向車にとって眩しすぎてハイビームを浴びたかのように前が見えなくなり、危険な状況にさらすことになります。

特に光量が多く、ドライバー側からは明るくて見やすい「ディスチャージドヘッドライト(HID)」と「LEDヘッドライト」では、照射軸が上向きになっていてロービームでも地面ではなく対向車を照らしている時は、自分以外のドライバーにとってヘッドライトが眩しすぎて迷惑になる可能性が高くなります。

そのため、新車の時から「ディスチャージドヘッドライト(バイキセノンヘッドライト・HID)」や「LEDヘッドライト」を装備している車種ではヘッドライトの照射軸を自動的に調整してくれるオートレベリング機能が必ず備わっているわけです。車種によっては「オートレベライザー」と呼んでいる場合もありますが同じ意味となります。

〈HID・LEDヘッドライトにはオートレベリング(オートレベライザー)の搭載義務がある〉

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