キッズキッチンレター5月号
新年度が始まって、あっという間に5月になりました。
今年度のテーマは「料理は科学だ!」です。
4月は「ながもちのひみつ」ということで、今年1年間することをぎゅうぎゅうに詰めた学びのレッスンでした。
人間は長らく調味料につけるか、干すか、発酵させるかで、食べ物を長持ちさせてきました。食べ物は食べ物自身にもついていて空気中にもいる菌やカビなどが人間よりも先に食べ物を食べてしまうと腐ってしまいます。そして「腐る」中でも、間が食べられる状態で腐ると、それは「発酵」です。1960年代以降は冷蔵庫・冷凍庫が普及し、冷やしてフレッシュなまま、そのまま食べ物を保たせたり、レトルトや缶詰、フリーズドライと言った比較的新しい保存方法も普通になりました。
その中で、昔の調理方法や昔の知恵は少しずづ減っています。
塩蔵は塩っ辛すぎて食べられない、塩抜きするのに手間がかかる、砂糖が多すぎて甘すぎる、乾燥してカチカチで食べられないから乾燥しないで使うなどなど、さまざまな不便があり、無くなりつつあります。しかし何百年と続いていた知識や技術を忘れ去ってしまっていいものではありません。今年はその保存の知恵にフォーカスを当てています。また、酸味、塩味、うま味など人間の味覚についても探っていきます。
ご参加お待ちしております!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?