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キッズキッチンレター10月号

 今月のテーマ「乾物」は古くから食べられている保存食の一種です。1960年代に日本の家庭に冷蔵庫が広く普及し始め、1980年代にはほとんどの家庭に電気冷蔵庫が行き渡りました。冷蔵庫に入れておけば、思いのほか長く食材を保存できることが当たり前になりました。そして1995年にはインターネットが登場、今ではインターネットなしの生活なんて考えられない程、仕事や生活の中に普及しました。インターネットは情報のやり取りをとても早く・大量にしてしまったので、手紙を書いて返事は1週間後だとか、ファックスで送ったので返事はまた明日、などとは言っていられなくなりました。情報の迅速なやり取りが当たり前になってしまい、昔よりは随分と時間に追われる生活になっているのではないかなと思います。1980年代に比べると、料理するにも待っていられない!今すぐ、料理したい!と言うレシピが増えました。それはそれで時代の流れなので、良し悪しは言わないでおきましょう。

 乾物?めんどくさい、戻している時間がない!と言われることもあるのですが、乾物は物によってはすでに切ってある、下ごしらえの終わった時短調理おすすめの食材でもあります。たとえば切り干し大根は、切って干してあるので、水で戻してそのまま煮たら食べられます。にんじんなどの入ったものもあります。実は“インスタントな食品“です。また大体が常温で放置、、、いえ、管理できるのもいいところ。冷蔵庫が使えなくなるような事態になった時にも便利です。ただ、乾燥したものを使うとき、ちょっとしたコツがあります。普段の食事に取り入れて、普段から使い慣れておくと、いざという時も慌てることはないでしょう。乾物は危機管理のための食材ともいえます。

5月の出汁の回で日本の乾物料理について学んだので、今月は中華料理の乾物利用について学びました。日本固有の乾物もたくさんありますが、中国や他の国にも乾物があること、中華料理も結構乾物を使っていることを学びました。


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