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キッズキッチンレター9月号

2022年8月のキッズキッチンのテーマは「野菜」でした。「野菜のどの部分を食べているのかな?」と尋ねると、意外と大人も知らないことが多く、見学の保護者の方とも盛り上がりました。
玉ねぎは葉っぱの変化したもの、蓮根は根ではなく茎の変化したもの。
蓮根は節と節の間に、根っこが見えます。葉っぱも食べはしませんが、食べ物を包むことに使われたり、香り付に使ったりしました。どの部分を食べ、どの部分を食べないのか、なぜそうなのかを見ていくと面白いでしょうね。

さて、そろそろ夏も終わりかけ、そろそろ秋の気配がしてきました。秋の思い出は、中国上海にあります。大学1年生の9月に中国上海から雲南省への旅行に出かけました。「雲南省に納豆を探しに行かない?」と言われて気軽について行きました。この時期の上海の天気は関西と変わりません。雲南省への行き帰り、上海に立ち寄りました。上海は子どもの頃から親しみのある場所で、何度も訪れる機会がありました。秋は、いろんな美味しい食べ物の時期ですが、特に、なし、ぶどう、はす、菱、くり、と、日本にもありますが、心なしか味が違うので心弾みます。関西で食べるものも、上海で食べるものも、どちらも美味しい。
 さて、中国ではほとんどの人が食に関心を持ちます。健康は食から、食べるべき時に食べるものを食べて、健康を保とうという考えがあります。

その中国の食の世界では、秋は来るべき冬に向かって体力を温存する時期です。この時期は春と同じ、特に眠くなったり、疲れが出たりすると言われます。まだ暑いので熱が篭る時期、さらにだんだんと乾燥していくので、体に水気を入れる必要があるとか。水を飲めばいいのでは?!と思っていたらそういうものではなく、食べ物で潤いを与えるのだそう。秋にとれるぶどう、なしは乾燥によい。生だと体が冷えるので、干したり、温めて食べるなどの工夫が必要、と教わりました。本当かどうかはわかりません。しかしどれも美味しい季節で、美味しい上に、体にいいなんて最高です。
9月は暑くなるか、涼しさが来るのか、どちらにしても、少しのんびり過ごしたい時期です。


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