ここ2週間ほどの話
おはようございます。
こちらは突然春めいた気候になっていて、それだけで少し心が躍ります。冬と春の境目はいつも、甘酸っぱい切なさと、新しい何かが始まりそうなフワフワした気持ちが一緒になって、とても好きです。電車に乗って、小旅行にでも行きたくなります。
もう10日ほど前になりますが(時間の流れ早すぎる)、こちらに来て初めて本格的に風邪をひいて、ダウンしていました。前日までは、人生絶好調、って感じで、不調の気配はみじんもなかったんですが、夜中に突然鼻が詰まりだして。でも、鼻水が異常に出る日は今までもあったので、特に気にしていなかったんですが、翌日の朝起きて、学校に行く道すがら、寒いのに背中に変な汗を大量にかいて、足の節々が痛み出して、あ、これはやばいなと思って帰宅しました。幸い重症ではなかったけど、ひとり暮らし、健康に気を使って生活をしないといけないなと、食生活なんかを見直すきっかけになりました。意識してフルーツとるとかしないとなーと。あと、こちらに来てから、とにかく高いという理由でお肉を食べる機会が激減していて。ハムやベーコンをつかうことはあっても、その他は数回ひき肉を買っただけで、自分でご飯を作るときはほとんどベジタリアンみたいな生活をしていました。その割にはほかでタンパク質を補うような食材は食べていなかったし。本当に突然ぽきっと体調が崩れたので、エネルギー不足だったのかもしれません。
楽器の方は、最近ずっと言っていて恐縮ですが、非常に好調です。調子がいいと、その分頑張る気力も湧きやすいので練習の質も上がって、非常に良いサイクルですね。そのサイクルで調子に乗りすぎて、とばし過ぎて、体調を崩してしまったのかなと思いますが(笑)。でも、病み上がりで楽器に復帰した後のレッスンでも、吹き心地もサウンド感も良いままで、ちゃんと身体が覚えていてくれたので安心しました。Ianは前回のレッスンで「多分君は、今まで見てきた生徒の中で、短期間でめちゃくちゃ上達した生徒第1位だと思う」と言ってくれました。「まあ、出だしがね、そんなにめちゃくちゃ良かったわけじゃないからね」(私、(;゙゚''ω゚''):💦)「うーんどうなるかなあ、長い道のりだなあ、って思ってたのに、今はもうオーディションのためにオケスタさらいなさい、って感じだもんね。この変化はなかなかにクレイジーだよね」
本当に、このクラスの生徒はみんなアゴが外れるほど上手いので(今も常日頃、学校の練習室からもれ聞こえるオケスタやDavidを聴いて、上手すぎてメンタル萎える、もしくは感動すら覚えることがよくある)、この半年それがすごく良いモチベーションになってくれていると同時に、あのオーディション当時の状態でこのクラスに合格できたことは、本当に奇跡に近かったなと思います。でも結果、こうして良いものをたくさん吸収して、自分もレベルアップできていると思ったら、やっぱり来るべき時期に来ることができたんだなと思います。
初めてHKBを受験して不合格だったときは、胃がちぎれるほど悔しくて悲しくて情けなかったけど、こうしてみると人生は本当に、自分にとって一番良い方に流れるようにできているという気がします。高校生くらいまでは、自分の人生の舵は全て自分が握っている、運命は自分の力で決めていける、って思っていたけど、だんだんそれが辛くなっていったんですよね。上手くいかなかったときに、100%で自分を責めてしまうので。それで、藝大に入ってから、良い出会いがたくさんあったり、一生モノの友人に出逢えたりしたおかげで、だんだん考え方が変わっていって。自分は流れるべき運命の波に乗っている、自分にできることは、今いる場所で目の前のやるべきことに120%のベストを尽くすことと、何をやりたいか、何をするかしないか、選択することだけだ、と思うようになったんです。それをやった先の結果は、放っておいても自分にとってベストな方向へ流れるようになっているから、ただその流れに身を任せる。その時その場でもし後悔したり、悲しかったりしたとしても、自分にとって必要だからこちらへ流れたんだ、と受け入れて、また、その場所でベストを尽くすことと、心のときめきに正直に選択をすることだけを考える。人生こうやってできていると思ったら、だいぶ楽に生活できるようになりました。
病気の間暇だったので、色々なことが脳内をめぐっていて、とりとめのない話のネタがいろいろたまっておりました。思いがめぐるまま好き勝手書いておりますが、良かったら引き続きお付き合いいただけたらと思います。
季節の変わり目、皆さまは体調を崩されることがありませんように。お元気でお過ごしください:)
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