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新学期前夜に滑り込み投稿

おはようございます。

1ヶ月か~長いなあと思っていたホリデーも、もう終わりました。ルームメイトも友人も彼氏も、早々に実家や旅先へ発ってしまったので、この1ヶ月は久しぶりに一人きりの時間を長く過ごしました。

中学や高校の頃はそれこそ、日記もよく書いていて、SNSもほぼやっていなかったから、自分自身と向き合ったり、考えたり、自分の中のマインドを整理するような作業をよくしていました。でも最近は、自分の中にあるものは何でも形にして外に発信していきたい思いが強かったり(それはいい傾向だと自分では思っているけど)、朝から晩まで誰かと過ごして、エネルギーを使いつくして振り返るまもなく倒れるように寝ていたりして、その時間があまりにも充実しているから、たまに一人で何かをすると、楽しくても、どこかでシェアすることを考えていたり、共有する人がいたらいいのにと思ったりしていた気がするんです。

でも今回10日ばかり、自分1人で、自分のためだけに、自分が行きたいところを好きなように旅行して、食べたいものを食べたいときに食べて、ゆっくり贅沢に時間を使って、Dresden、PragueとMünchenをめぐりました。それで、なんだか1人を楽しめる自分を取り戻したような感じがして。それがすごく嬉しかったです。1人で食べる食べたかったご飯や、見たかった綺麗な景色の輝き方をしっかり満喫して、心にたっぷり栄養を蓄えて、帰ってきました。



旅行に発つ前のBernも、珍しくずっと天気が良くて、旧市街を二駅分歩いて散歩をしたり、好きな景色のあるBundeshausに寄り道をしたりして、ものすごい素敵な街に住んでいるんだったなってことを思い出したりしていました。それなりに練習や生活の諸々に追われたりはしていたけど、歩き回って心が動いてあたたかくなると、自分自身でちゃんとここに存在している実感みたいなものがふわっと湧いてきて、なんだかいい時間だったなと思います。

幼いころから母がよく「幸せはいつも自分の心が決める」と、相田みつをを憑依させて私に話してくれていました。誰かといる時間が楽しいほど、一生懸命頑張れば頑張るほど、誰かの目線や、誰かの存在で認識される自分ばかり見てしまいがちになるけど、たまにこうして一人っきりの時間を持って、自分だけで自分の存在を見てあげるのも、いいきっかけになりますね。今ってSNSみたいなものがあるから、それで、みんなが誰かと楽しそうにしているところばかり見たり、誰かとつながっていられたりするから、いつも誰かといること、いつでも忙しくしていることが正しいことなんじゃないか、みたいな気持ちになりがちな気がするんです。私自身は本当に、好きなように生きている人間だとよく言われるけど、それでもそんな気持ちになったことはあります。でも、1人の時間を楽しめることって、本当に贅沢なことで、本当に尊いことだよなと思います。自分の幸せを、自分自身がちゃんと持っているってことなんだと思います。

それから、1月末日の夕方、練習帰りに、ものすごい夕焼けを見ました。Rosengartenという、旧市街が見渡せるきれいな公園があるのですが、トラムの中からそちらの方向に目が覚めるようなオレンジ色がぶわっと広がっているのを見て、飛び降りて公園の方へ寄り道をしてきました。そして、飛び降りて本当に良かった。そこから、一生の宝物になるような景色をみました。それこそ30分間、ぼーっと空の色が変わっていくのを見ていて、この景色を知っていることが、これから先、私を少し強くしてくれる、支えてくれる何かになるだろうと思いました。人生が変わる景色に出逢うことがあるから旅をしなさいと、先人の方が出国前に話してくれたことがあったけど、それってこういうことなのかな。180度何かが変わるわけじゃなくて、ほんの少し、心の中の何かが色づいて、いつでもお守りで持っていられそうな何か。そういうことなのかな、などと思いました。

急にエンジン全開にするとぶっ倒れそうなので、来週、2ndSemesterのはじめの1週間は、とにかく練習したら拍手、自炊したら拍手、起きたら拍手、遅刻しなかったら拍手、、授業の科目もまたガラッと変わることだし、ハードルは下げて、でもひとつひとつ確実に、生きていきたいと思います。
季節の変わり目、皆さまもお元気で:)


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