言語って文化なんだ、、、の話。

おはようございます。

こちらに来てから、週1でTandem Partnerと会っているのですが、昨日はその第2回目で、非常に面白い気付きがありました。

Tandemというのは、ご存知の方も多いと思いますが、勉強したい言語がある人同士が、その言語を母国語とする人を見つけて、会話やチャットを通してお互いに教えたり教わったりしながら勉強していこうというシステムです。たとえば私はドイツ語を勉強したい日本人なので、日本語を勉強したいドイツ語圏の人とTandemになるという感じです。教科書とかでは勉強できないカジュアルな会話を実践できるので、外国語を勉強している方にはとってもおすすめ☻(ただ変な人もたくさんいるので、実際に会って話すのは慎重に!!!)
私のTandem Partnerはアンディさんと言って、私の前にHKB(Hochschule der Künste Bern) で勉強していた日本人の先輩が、自分はベルンを離れてしまうからと紹介してくれた方です。今のところ私はレッスンも英語、学校の友人とも英語、ルームメイトとも英語を使うので、ドイツ語を話す非常にいい機会になっていると同時に非常に苦戦しているんですが、、、(笑)

スイスのキャラメルフラペチーノはこんなんです。

そこで昨日、話の流れで、アンディさんは私に「自分のいいところと思っている、すごいと思っている、、みたいなことを表す単語はありますか?ドイツ語で言うstolzみたいな意味です」と聞きました。そこでハッとしたんです。そういう言葉なくね?と思ったんですよね。
いちばん最初に浮かんだのは「自慢する」という言葉でしたが、でもこれ、ポジティブな意味では使われないなあ、と思って。ドイツ語のstolzは「誇りを持つ」と訳されます。確かに言葉はあるけど、文章とか、ちょっと改まった場面で使われることがあっても、あんまり日常的に使う言葉じゃないですよね。それで、やっぱり日本は「謙虚」「能ある鷹は爪を隠す」が美しい、そういう文化なんだ、だから上手い言い方がないのかもしれん、と伝えて、面白いね、という話になりました。そういう言葉を使う場面がないから、言葉が必要なかったのかな。いやぁ、言葉って文化だし、文化は言葉にあらわれるんですね。すごく興味深くて、楽しい気付きでした。

だから、違う言葉を使って違う国で生活するというのは、ものすごい経験なんだなと思います。日本語は自分に染みついているし、だとしたら文化も染みついているかもしれないわけで、違う言葉を話すというのは、もうそれだけで、違う文化を浴びているのと同じかもしれないわけですよね。まあ、当然と言えば当然ですが、、なんか、脱皮できそうですよね。面白いし楽しいし、ここにいられることや色々な繋がりに改めて感謝しながら、その日は帰宅いたしました。

今回は少し堅苦しい内容になりましたが、次は何かおもろい話を拾ってまいります。今週からレッスンが始まり、来週からは授業も始まりますので、その話もぼちぼち。楽しみです。皆さん良い週末をお過ごしください☻



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