よくわからんが上手くいかない日ってある
今はもう持ち直してきているんですが、先週1週間ほど、謎の不安に焦りながら練習して、いまいち集中できずに1日を終える日が続いていました。レッスンも生活も順調に進んでいても、ちょっと目にしたこととか、ちょっとした誰かの発言とか、自分の体調とかも相まって、マインドセットは簡単に難しくなりますね。
オーディションが終わって、レッスンの内容がエチュード多めになって、なんとなくの何もしていない感に、なんとなく不安になっていたんだと思います。それでなんとなく焦って、今やるべき目の前のことがよくわかんなくなっていたのかな。私にはまだまだ鍛えないといけない部分が残っていることは実感として分かったし、それに集中することもできているんだけど、それと同時に、ちゃんと自信を持てる部分もあって(それは良いことなんだけど)、それで少し欲が出たりしていた作用もあったのかもしれません。
あの佐々木朗希だって、プロ入団後最初の1年は、実戦で一度も投げることなく体づくりをしていたし、ワールドシリーズでクローザーを務めてワールドチャンピオンになった上原浩治は大学浪人の経験者だったじゃないですか(こうして野球にいつも支えられています)。誰かがやっていることとか、誰かのものすごいいい音っていうのは、その人がその人なりの歩みを重ねてきた上にあるその人の今なので、それと自分を比べても仕方がないんですよね。私には私なりの時間軸があって、私の歩みを進めていくことしかできないわけだから、それに精一杯真摯になればよい、、というマインドを、昨日頑張って引き下ろしてきたところです。
でも、あんまりうまく回っていない自分を客観視して、元に戻すことが前よりできていることも実感しています。以前は吹く風にまかせて心持ちも動き放題で、それは仕方がないと放置していた節もあったんですが。上手くいっていない自分と同時に、上手くいっている時の自分がどういう状態なのかということも、今はちゃんと自分で分かっているということなんだと思います。
ちょっとストレスを感じていただけで、生活自体は本当に楽しく、いまだに春と冬と夏が混ざっているような街もそれはそれで美しく、毎日幸せを吸い込みながら生きています。雨が多いといえば多いけれど、狂ったように天気雨が降った後は毎回虹が見られます。街の構造なのか緯度の関係なのかよく分からないけど、虹の根本をしっかり感じるような、そんなかかり方をしていることがよくあります。米津玄師の<かいじゅうのマーチ>という曲がとても好きなのですが、その「虹の根元探しにいこう」という歌詞が、毎度頭に浮かびます。
雨や曇りが多い分、晴れの日は外でご飯を食べたりしてビタミンDの生成を試みながら、青空を限界まで満喫しています。記事の頭に載せた写真はジュネーヴで、中心から30分くらいかな、、行ったあたりで、そこから自転車で辺りを散策したときの写真です。パリとかだと夏はえぐいくらい暑いと聞くけど、スイスの夏はどんななのかな。今から楽しみにして過ごしています。
日本も大分夏に近づいているのでしょうか。皆さまもご自愛くださいね:)