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最近のこと

おはようございます。

スイスは9月ごろからずっと寒かったよ、なんて言ってはいましたが、数週間前からとうとう冬が本気を出してきて、最高気温が10度以下の日がほとんどになってきました。先週の木曜日、金曜日に今シーズン初雪で、けっこう積もりまして、ベルンはほとんどすべての電車、バス、トラムが機能不全になってしまい、雪の中散歩を余儀なくされたりなどしました。

寒すぎて手ブレした写真しかない

でも昨日はZibelemäritというベルンの有名な玉ねぎ祭りがあって、それはすごく良い天気で快適でした。去年は極寒の中を周って軽く風邪をひいた記憶がありましたが。

11月はありがたいことに色々なところで演奏させてもらっていて、ほぼ毎週末どこかへエキストラに行っていました。次の土曜日でエキストラのお仕事はひと段落、12月に入ってからはちらほらとオーディションへ出向き、クリスマス直前にメサイヤのエキストラをさせていただいて、大晦日前に年始提出する用の録音をするまでが、今年のミッションというところになりそうです。昨年に比べて色々なところで本番をすることが増えたのは、とても嬉しいです。たとえアマチュアのオーケストラであっても、すごく音響のいい会場や、有名な教会で演奏できたりするのは、なかなか学校以外の場所へ足を延ばす機会のない私にとっては、ちょっとしたスイス観光気分も味わうことができてテンションが上がります。空港しか利用したことのなかったチューリッヒにも、最近は月数回で訪れています。
最近テンションが上がったのは、ルツェルンのイエズス教会でドイツレクイエムを演奏したときですかね。仕事内容自体は、払うと言われていた交通費を後日電話ごしのドイツ語でうやむやにされた疑惑(若者向けの割引チケットを使ったので、目くじらを立てるような額ではないですがそれにしても)&ブラームスのドイツレクイエムをエリックサティのように吹けとブラスセクションに要求してくる謎指揮者という内容でしたが、新しい素敵な友人ができたことと、その教会が初スイスだった2年前に訪れて、たまたまパイプオルガンを聴けて感動した場所だったことを思い出し、そこで二年越しにこうして自分が演奏できたということに関しては、すごく嬉しい経験でした。

こういうアマチュアオーケストラに参加させていただいて毎回すごいなあと思うことは、趣味としてそれらの楽器をたしなむ人の多さです。それと同時に、趣味で何か楽器をやりたいと思ったときに、子どもも働き盛りの大人も老後を迎えた方々も平等に、こうしてオーケストラに参加して、素敵な会場で本番もできるという充実した受け皿がたくさんあるということを、すごく素晴らしいなという風に感じます。そして毎回驚くのが、お客さんが結構しっかりたくさん聴きに来てくださっているということです。日本にいたときに、自主公演の難しさは大概経験したので、いったいどうやって運営されているのか、結構本気で気になっています。

先ほどちょっと触れたメサイヤの本番は、とても嬉しい形で頂いたお仕事でした。11月上旬に、学校のプロジェクトでホルストの惑星ブラスアンサンブル編曲版を、2日ぶっ通しリハーサルからの3日目の夜本番というものがあったんですが、そこに講師できていた指揮者の先生に本番後「僕のオーケストラで12月の本番にトロンボーンを探しているんだけど、君クリスマス前まだベルンにいる?」と声をかけてもらいました。今までのお仕事は全て、トロンボーンクラスの子から流れてきたものにハイハーイと手を挙げてやらせてもらったものだったんですが、今回はなんとなく自分でゲットした案件という感じがして、ちょっと嬉しかったです。当たり前のことですが、ひとつひとつどこでも丁寧にきっちり演奏するというのは大切なことだなと改めて実感しました。

学校の授業などの日常も、レッスンも、充実しています。学校生活でもいろいろあって、思うこともたくさんあったのですが、長くなりすぎるのでそれはまた今度にします。

皆様も寒い季節、風邪などひかれませんように。こちらは毎週先生が1人ずつ風邪をひいて授業がキャンセルされています。今日は自分を奮い立たせて朝9時の授業に行ったのに、教室が無人で、メールを開いたら前日の夜にキャンセルの連絡が届いていてガックリしました。温かい食べ物とビタミンCで乗り切りましょう。ああそう、ヨーロッパの冬サバイバーの皆さま、何か良いビタミン系のサプリメント?取っている方がいたらおすすめを教えてください。
最近スローペースですが、引き続きゆるりとブログ書いていきますので、また覗きに来ていただけたら嬉しいです:)

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